宮下町アパート跡地 2016年度 開業予定|DATA 地上17階・地下3階・高さ約69m
クリエイター向けの住戸や支援施設が誕生
明治通りとキャットストリートの合流地点にあった都営宮下町アパートの跡地の開発も、いよいよ始動する。「クリエイティブ産業の街“渋谷”を世界に発信するクリエイターズ・プラットフォーム」をコンセプトにした複合ビルが、2017年度に完成する予定だ。
クリエイターの多様なニーズに応える住戸、クリエイティブ産業をサポートする施設を核に、オフィス、商業施設が入るという。渋谷・表参道・原宿をつなぎ、人の流れを呼び込む機能が期待されており、キャットストリート側には広場が配置されることになっている。
【左】1階路面に店舗を連ねる「都営宮下町アパート3号棟」は2014年4月から解体が着工し、すでに解体が終了している。
【右】かつて1ー3号棟(1、2棟は解体済み)の中央には「子どもの遊び場」があった(撮影:2008年6月)。
神宮前五丁目ほかエリア
こどもの城、青山病院跡地の行方は?
明治通り・表参道・青山通りで囲まれたトライアングルエリアは、渋谷宮下町計画も含め、複数の大型再開発案件が進行、もしくは予定されている。
渋谷一丁目の東京都児童会館跡地については、都の都市整備局で事業実施方針案がまとまった段階。今後、再開発プランの具体化が進むだろう。神宮前五丁目の青山病院跡地は、平成25年の4月に「TBSハウジング渋谷」がオープンし、暫定活用が始まっている。また、同じ神宮前五丁目の「こどもの城」(上写真)も既に閉館しており、跡地利用に注目が集まっている。
『シブい渋谷ー知られざるシブヤを、もりもり発掘』(散歩の達人MOOK)
出版:交通新聞社
価格:880円
発売:2013年11月15日
仕様:A4変型版112ページ
「円山町」「のんべい横丁」など古き良きシブいい店から、×年後の渋谷の姿まで新旧の渋谷の魅力を深く掘り下げた、もりもりの一冊。