観光支援施設を含む都市型観光の拠点
現在の「東急プラザ渋谷」とそれに隣接するエリアに、高さ約103mのビルが建つ予定の道玄坂街区。1階部分には空港リムジンバスの発着場を含むバスターミナルが作られ、観光支援施設も整備することで、“都市型観光の拠点”としてのカラーを打ち出していく。
ビル内にはクリエイティブ・コンテンツ産業などの起業家、日本に進出する外国企業向けのオフィスが入り、屋上庭園および飲食店が誕生する予定。緑に囲まれた空間を創出することで、クリエイティブな発想を促すという考えだ。
さらに、道玄坂街区のビルと駅との間には、広く安全な地上部アクセスと歩行者デッキを設け、移動の利便性を向上させる。桜丘方面も含めた駅南西部へのスムーズな動線も形成される予定だ。
また、地域荷捌き施設を整備し、再開発ビル周辺の通りなどの一部は歩行者優先の環境に変える。アーバン・コアも備え付けられる予定で、こうした街の歩きやすさ、居心地の改善も再開発の大きな魅力と言っていいだろう。
【左】高層ビル1Fには、国際空港へアクセスするリムジンバスの発着場を含むバスターミナルが整備される。
【右】右=「渋谷ヒカリエ」、中央=「東棟」、右=「道玄坂街区」の高層ビルが並ぶ(原宿方面からのぞむ)。
【左】正面から中央街全体を見上げたイメージ。
【右】屋上庭園は開放的なスペースが広がる。