2008年秋にスタートして以来、今春2回目を迎えるアーバン・エキスポ「shibuya1000(シブヤセン、通称シブセン)」。シブセンの一番の特徴は、建築家・安藤忠雄さんがデザインした地宙船(新渋谷駅)を中心に地下空間を「発表の場」としている点です。一般的に渋谷といえば、「スクランブル交差点」「センター街」など、交差点やストリート、坂道を思い浮かべる人が多いはず。地上を「ハレ」とするならば、その一方で地下は「ケ」のような存在。日ごろ、多くの人びとが渋谷駅を頻繁に利用していながらも、「ハレの舞台(華やかなまち)」へ足を急がせるあまりに「地下構内(ケ)」の存在を、そう意識することはないのではないでしょうか。本エキスポでは視覚、聴覚から得られる情報が限定される「地下の公共空間」をあえて展示スペースとして利用することで、今まで見えてこなかった「渋谷」の新たな魅力を発見しよう、という試みとなります。
名称:アーバン・エキスポ「shibuya1000(シブヤセン)」
会期:2010 年3月13日(土)〜 3月22日(月・祝)
主催:shibuya1000 実行委員会ー
共催:東京急行電鉄株式会社/東京メトロ
会場:渋谷駅地下コンコース、他
料金:無料(一部企画は「入場券」が必要)
今回の特集企画では、地下鉄線路をランウェイにモデルが闊歩する、日本初のファッションショーをプロデュースする首藤伸治さん、さらに地下鉄構内の「音」をリーディングした巨大模型制作にチャレンジする昭和女子大学・杉浦久子教授に注目をし、出展作品のコンセプトや、地下ならではの面白さにについてお話を聞きました。そのほか、見逃せない編集部オススメのイベントや、ユニークな出展作品をご紹介します。
【関連リンク】
シブヤアーバンエキスポ「sihibuya1000」開催@渋谷駅地下コンコース