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被爆被害の実態を追ったドキュメンタリー映画「チェルノブイリ・ハート」@ヒューマントラストシネマ渋谷

チェルノブイリ原子力発電所の爆発事故で、放射性降下物に汚染された「ホットゾーン」の村に住み続ける人びと、がんが多発する小児病棟など、今なお続く被爆被害の実態を追ったドキュメンタリー映画「チェルノブイリ・ハート」が8月13日より、ヒューマントラストシネマ渋谷で公開が始まる。

1986年4月26日、旧ソビエト連邦(現在のウクライナ)のチェルノブイリ原子力発電所4号炉で発生した爆発事故。190トンの放射性ウラニウムと放射性黒鉛が空気中に拡散し、延べ60万人の人びとが大量の放射能を浴び、13,000人以上が死亡、避難民は40万人を数えた。原発から半径30キロ以内の居住が禁止され、北東350キロ以内に「ホット・ゾーン」と呼ばれる高濃度汚染地域が約100ヶ所も点在し、農業や畜産業が全面的に禁止されている。

同ドキュメンタリーはチャルノブイリ爆発から16年後、被爆被害の事実を追った作品。爆心から300キロ離れたベラルーシ・ミンスク市にある甲状腺がん治療専門病院では10代の青年たちにがんが目立ち、甲状腺がんの発生率は1万倍にも上るという。その中には、生まれて23日後に被爆したという少女(当時16歳)の姿も。ミンスク郊外のノヴァンスキ精神病院では、脳性マヒ、知的障害を持つ重度障害児が収容されている。事故以来、障害児、奇形児の出生率は25倍に達するという。さらに水頭症に苦しむ子ども、「チェルノブイリ・ハート」と呼ばれる心房中隔欠損症で心臓手術を迫れられる子ども、免疫システムが弱く出生後に亡くなる赤ちゃんなど、事故後にひときわ大きな放射能被害を被ったのは幼い子どもたち・・・。

2002年に制作されたマリアン・デレオ監督の同作は2003年にアカデミー賞短編ドキュメンタリー部門でオスカーを受賞し、記憶から消え始めていたチェルノブイリ原発事故の惨劇を改めて伝えるきっかけとなった。今回上映されるのはオスカーを受賞した「チェルノブイリ・ハート」(40分間)と、その6年後、6歳で被爆したマキシム・スルコフさんが事故から20年後に自宅に戻った様子を捉えた「ホワイトホース」(19分間)を日本語版バージョンとして特別編集したもの。

チェルノブイリ・ハート <PG12指定>
○上映:8月13日(土)より
10:00/11:20/12:45/14:10/18:00
○劇場:ヒューマントラストシネマ渋谷
○料金:1300円均一
○配給:ゴ―シネマ
○公式HP:http://www.gocinema.jp/c-heart/

<写真クレジット>
(c)2003ダウンタウンTVドキュメンタリーズ

(2011/08/12)

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