バンクシー初監督ドキュメンタリー「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」 @シネマライズ
世界で最も有名な覆面グラフィティアーティストとして活躍するバンクシーが初監督した映画「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」が7月16日、渋谷・シネマライズで公開される。当初は4月に公開を予定していたものの、東北地方太平洋沖地震の影響に伴い、公開が延期となっていた。ロンドを中心に活動するバンクシーは一切の素性を明かしておらず、街の壁などに主にステンシル(型紙)を使った反権力・政治色の強い作品をゲリラ的に描くことで知られる。メトロポリタン美術館や大英博物館などの館内に無許可で作品を展示するパフォーマンスや、パリス・ヒルトンのデビューアルバムの偽物を勝手に店頭に陳列したりなど、「芸術テロリスト」と呼ばれる。一方、イスラエル政府がパレスチナと分断するために築いた分離壁に平和の願いを込め「風船で壁を飛び越える少女」の作品を残すなどのメッセージ性の高い活動も目立ち、グラフィティファンだけでなく、幅広いファンからの高い支持を集めている。作品には数千万円の値がつき、ブラッド・ピットやアンジェリーナ・ジョリー、キアヌなどのセレブのファンも多い。
今回上映される映画「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」は賞こそ逃したものの、第83回アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にもノミネートされ大きな話題を集めた。
内容はLA在住のフランス人映像制作者ティエリー・グエッタが、従兄弟でグラフィティアーティストであるスペース・インベーダーと行動を共にし、ストリート・アーティストについてのドキュメンタリーの制作を始める。オバマ大統領の肖像画で有名なシェパード・フェアリーの活動記録など著名なアーティストたちの取材を進めるうちに、「誰もが褒めたたえるが誰もその姿を見た事がない」アーティスト、バンクシーの存在が欠かせないことに気付く。友人からの紹介でバンクシーの取材を始めるが、ティエリーの映像に才能がない事に気づいたバンクシーが彼のカメラを奪う。と同時に知識も技術もないティエリーを「MR.BRAINWASH」というアーティストに仕立て、その活動をバンクシーが記録するという監督と主役の逆転劇が生じる・・・。
公開前日15日夜、渋谷にあるライブストリーミングスタジオ「Dommune(ドミューン)」でバンクシー特集として「UPLINK Presents バンクシー、お前は誰だ!?」 バンクシー監督『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』公開記念番組を放送する。出演者は荏開津広さん、鈴木沓子さん、磯部涼さん、川尾朋子(書道家)さん、メガネ&アンダーウェアさん(ポールダンス)ほか。司会はアップリンク代表の浅井隆さんが務める。
併せて公開初日、現役グラフィティ・ライター"QP"によるトークイベントがアップリンク・ファクトリーで開催される。7月16日22時より。料金は1000円(1ドリンク付)、映画半券持参者は500円。先着70名限定。
「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」
○公開:2011年7月16日〜
○劇場:シネマライズ
○料金:一般1800円/学生1500円/中学・高校生1000円/シニア1000円/小人1000円
○監督:バンクシー
○出演:ティエリー・グエッタ、スペース・インベーダー、シェパード・フェリー、バンクシー、ほか
○ナレーション:リス・エヴァンス/音楽:ロニ・サイズ
○提供:パルコ
○配給:パルコ/アップリンク
○公式HP:http://www.uplink.co.jp/exitthrough/
(2011/07/14)