カルチャーニュース 編集室が最新記事をpickup!

誰もが知り得なかったバンドの真実、ブッチャーズを追った長編ドキュメンタリー@シアターN渋谷

感情をすべてさらけ出す、エモーショナル・ハードコアの草分け的なロックバンド、bloodthirsty butchers(ブラッドサースティー・ブッチャーズ)のバンド活動における葛藤や苦しみを真っ正面から迫ったドキュメンタリー映画「kocorono」が2月5日(土)、桜丘町・シアターN渋谷で公開される。

1987年、北海道留萌工業高等学校の同級生であったボーカル、ギターの吉村秀樹さん、ベースの射守矢雄さんを中心にバンド結成し、札幌ハードコアを牽引する存在となる。91年に上京し、96年にロック史に残る名盤「kocorono」を発表。同アルバムは「2月」から「12月」までの心象風景を綴った11曲が収録され、日本のロック界に感動と衝撃を与えるなどその後の数多くのアーティストに大きな影響をもたらしてきたバンドの一つ。また昨年春に発表した最新作「NO ALBUM 無題」は過去最高傑作との呼び声も高く、結成20年以上を超えるバンドでありながらも、そのクリエイティヴィティに衰えがないことを証明している。

赤裸々にメンバー間の言い争いなどに真っ向からカメラを向けたのは、2008年にボアダムスを中心にニューヨークで開催されたライブイベント「77 BOADRUM」を追ったドキュメンタリー映画で一躍注目を浴びた川口潤監督。劇場映画第二弾となる今回は、20年以上に及ぶ活動歴の膨大なアーカイブス映像と共に、日本ロック界に君臨し続けているからこそ生じる複雑な人間関係や、メンバー間の危うい心の揺れ動き、音楽ビジネスへの憤りなど、ブッチャーズの内面をすべてさらけ出した緊張感の高い作品に仕上がっている。

作中で「伝説になっちゃいけないんだ」と語る吉村さんの言葉は、バンド内の確執や食い違いがあっても解散したり、足を止めず、常に現役でバンド活動をし続けていくことに意味を求めているのかもしれない。彼らにとってバンドとは「生きることそのもの」なのだ。

ドキュメンタリー映画『kocorono』
○日時:2010年2月5日(土)〜/11 : 30/14 : 00/16 : 30/19 : 00
○劇場:シアターN渋谷
○料金:一般1,800円/大学生1,500円/高校・シニア1,000円
○監督:川口潤
○出演:bloodthirsty butchers(吉村秀樹、射守矢雄、小松正宏、田渕ひさ子)ほか
○配給:日本出版販売
○公式:http://kocorono-movie.com/

<初日舞台挨拶>
○日時:2010年2月5日(土)11:30の回上映後/14:00の回上映前
○ゲスト(予定):
bloodthirsty butchers 吉村秀樹さん、射守矢雄さん、小松正宏さん、田渕ひさ子さん、川口潤監督
※当日朝10:45より劇場窓口にて整理番号発行。


画像) (C)2010 「kocorono」製作委員会 / 2010年 / 日本映画 / HD / ビスタサイズ / ドルビーデジタル/116分

(2011/01/26)

一覧へ