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80年代を駆け抜けた、夭折の天才画家バスキアのドキュメンタリー映画公開@渋谷・シネマライズ

スプレーペインティングなど、グラフィックアート作品で知られるジャン=ミシェル・バスキアの生涯を追ったドキュメンタリー映画「バスキアのすべて」が12月18日より、渋谷・シネマライズで公開される。

1960年生まれのバスキアは、生きていれば今月22日で満50歳を迎える。ニューヨーク市ブルックリンの中流家庭に育ち、幼少期から絵を描くことが好きだったという。高校時代に地下鉄、スラム街の壁などにスプレーペインティングをスタート。その後、学校を中退し家を出て、手作りの絵はがきやTシャツなどを売りながら生計を立てていた。きっかけを掴んだのはNYで開催された大規模なグループ展「タイムズ・スクエア・ショー」への参加。徐々に作品の評価が高まり、画商やギャラリスト、評論家のほか、キース・へリング、アンディ・ウォーホなどのアーティストに認められ、瞬く間にスターの座に上りつめた。1987年、共作シリーズを発表するなど親交の深かったウォーホールの死後、ヘロインなどの薬物依存症に陥り、1988年に27歳の短い人生にピリオードを打つ。80年代を駆け抜けた天才画家の生涯作品数はドローイングが1250点、ペインティングが900点を超えるという。

バスキアの映画といえば、親交のあった芸術家、ジュリアン・シュナーベルが監督した伝記作品(1996年)がよく知られている。今回の作品は、驚くべきことにバスキア本人のインタビュー映像をもとに綴られる初のドキュメンタリー映画。作品中では才能を認められ、スターダムの波に乗ったばかりの25歳当時のバスキアが登場し、みなぎる自信と笑顔の愛らしい在りし日の姿を垣間見ることができる。わずか2年後、彼はこの世を去ることになる―――。本作の監督であるタムラ・デイビスは、20年以上もの間、しまい込んでいたインタビュー映像を軸に、親友であったディエゴ・コルテス、元恋人のスザンヌ・マロック、ギャラリーオーナーのトニー・ジャフラジなど、当時バスキアと深く関わっていた人物たちに話を聞きながら、時代の寵児となった彼の素顔に迫るドキュメンタリーとなっている。

ドキュメンタリー映画「バスキアのすべて」
2010年/アメリカ/93分/デジタル/白黒&カラー/英語
○監督&製作:タムラ・デイビス
○配給:CJ Entertainment Japan
○出演:ジャン=ミシェル・バスキア、ジュリアン・シュナーベル、ラリー・ガゴシアン、ブルーノ・ビショップベルガーほか

○日時:
 12月18日(土)〜
 11:20/13:20/15:20/17:20/19:20〜21:05
 12月22日(水)〜
 11:20/13:10/19:20〜21:05
○劇場:シネマライズ
○料金:一般1800円/学生1500円/中・高校生1000円/シニア1000円/小人1000円
○公式:http://basquiat-all.jp/

(2010/12/16)

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