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アムステルダム国立美術館の改築工事に密着したドキュメンタリー上映@ユーロスペース

アムステルダム国立美術館の改築工事に密着したドキュメンタリー「ようこそ、アムステルダム国立美術館へ」が8月21日より、渋谷ユーロスペースで上映が始まる。

1800年に開館したアムステルダム国立美術館は、レンブラントやフェルメール、ゴッホ、モンドリアンなどの傑作を所蔵する芸術大国オランダの首都ある国内随一の美術館。本館は1885年に名建築家ピエール・カイパースによって建てられ、当初は装飾豊かで開放的だったものの、その後の拡張・改装工事で迷宮のような構造に変貌を遂げていた。今回の改築工事では建築家クルス&オルティスが担当し、カイパースの設計思想を残しながらも、新たに研究タワーとアジア館が加わるなど進化した現代美術館の完成を目指している。

2004年から着工した大規模な改装工事の舞台裏を追いながら、その周囲で対立するてんやわんやの人間関係を捉えた同作。「みんなに愛される美術館」を目指して館長や学芸員たち、建築家が試行錯誤する中、美術館を貫く通路をめぐり地元民がプランの変更を求めて猛反発。美術館VS市民、館長VS建築家、官僚VS美術館など、様々な立場の人々の意見が飛び交い計画は二転三転し、2008年に竣工予定であった工事は中断する事態にまで陥る。

監督は1961年生まれのオランダ人、ウケ・ホーヘンダイク。ホロコーストを逃れた700人のオランダ系ユダヤ人を描いた『een gelukkige tijd (The Saved)』(1998)で、オランダ・アカデミー賞で最優秀テレビ・ドキュメンタリー賞を受賞するなど、社会派ドキュメンタリー監督として活躍。2008年から2009年、2010年と竣工時期が次々に変更していく中で、同監督は現在も同美術館の取材を続け、本作の続編を制作しているという。

見どころは人間模様のほか、展示構成の議論や絵画の修復、美術館運営の会議など、通常は見ることのできない美術館完成までの舞台裏をカメラが密着している点。ニコラ・フィリベールの傑作『パリ・ルーヴル美術館の秘密』を彷彿させる作品として注目だ!

ようこそ、アムステルダム国立美術館へ
<2008年/オランダ/カラー/デジタル/117分/>

◯日時:2010年8月21日〜 11:30/13:30/16:00/18:30
◯劇場:ユーロスペース2
◯配給:ユーロスペース
◯監督・脚本: ウケ・ホーヘンダイク
◯出演:アムステルダム国立美術館の館長、学芸員、警備員、建築家(クルス&オルティス) ほか
◯料金:一般1700円/大学・専門学校生1400円/会員・シニア1200円/高校生800円/中学生以下500円
◯公式:http://www.ams-museum.com/

(2010/08/17)

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