シアターN、少年兵の暴走を描いた作品上映−戦場カメラマン・渡部陽一さん登壇予定
2010年のサッカーワールドカップの開催地として注目を浴びるアフリカ。この広大な大陸に大きな影を落としているのが、今なおアフリカの各地で絶えない紛争の数々。アフリカの内戦の実態と少年兵を描いた作品として、カンヌ国際映画祭で話題を集めた「ジョニー・マッド・ドッグ」が4月17日より、シアターN渋谷で公開が始まる。同作品はコンゴ共和国出身の化学者であり、ベスセラー作家であるエマニュエル・ドンガラ氏の小説「狂犬ジョニー」の映画化。反政府軍と名乗り、虐殺・レイプ・強盗を繰り返し、人びとに恐れられる少年兵グループ「マッド・ドッグ」の部隊リーダー、15歳のジョニー。一方、ジョニーたちの侵攻で追い詰められた13歳の少女ラオコレ、ストーリーはこの2人の子供を中心に展開。弟を連れて逃げるラオコレは、街中でジョニーと遭遇するが、なぜかジョニーは彼女に銃口を向けずに逃がす――。多くの少年兵たちが内戦に駆り出され「戦場=遊び場」として、虐殺・強盗・レイプなどを繰り返し凶暴化する子供たちの姿。また家族を失い、深い悲しみを負った子供たちの生き方を通して、戦場の恐怖と混乱、またその代償を払わされている子供たちの実情がダイレクトに伝わる作品となっている。
製作は『クリムゾン・リバー』、『バビロンA.D』などの大作を手掛けてきたマチュー・カソヴィッツ氏。撮影は戦場カメラマンであるマルク・コナンス氏、監督は本作が初の長編劇映画となるフランスの新鋭ジャン=ステファーヌ・ソヴェール氏が担当。またキャストには元少年兵15人を選び、ロケ地も2度の内戦で荒廃したリベリアを舞台に敢行されるなど、フィクションの域を越えた鬼気迫る緊迫感とリアリティにこだわっている。上映は5/14まで。
公開初日には、独特の語り口からバラエティ番組で一躍人気を集めた戦場カメラマン、渡部陽一さんをゲストとして迎え、数々の紛争・内戦を取材してきた実体験や壮絶なエピソードを交えたトークショーが開催される。
映画「ジョニー・マッド・ドッグ」
◯劇場:シアターN 渋谷
◯期間: 2010年4月17日(土)〜〜5/14(金)
◯料金:一般1800円/ 大1500円/高・中・小・シニア1000円
◯監督:ジャン=ステファーヌ・ソヴェール
◯出演:クリストファー・ミニー/デージ・ヴィクトリア・ヴァンディ
◯公式:http://www.interfilm.co.jp/johnnymaddog/index.html
<トークショー>
◯日時:4月17日(土)1回目上映後 /2回目上映前
※当日朝10:45より劇場窓口にて整理番号発行
◯劇場:シアターN渋谷
◯登壇:渡部陽一さん(戦場カメラマン)
(2010/04/14)