カルチャーニュース 編集室が最新記事をpickup!

TARO賞作家、若木くるみさんのライブパフォーマンス@岡本太郎記念館

 岡本太郎記念館では2月3日(水)から2月8日(月)までの期間、第12回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)で「岡本太郎賞」を受賞した現代アーティスト若木くるみさんの最新作「お面」が、現在開催中の「岡本太郎の『いきもの』」展にて特別展示される。

京都を拠点に活動する若木さんは、1985年生まれの24歳。京都市立大学美術学部在学時から版画作品を中心に制作する傍ら、「人とのコミュニケーションが苦手だった」ことをきっかけにしてライブパフォーマンスを展開。2008年、大学卒業とともに新人アーティストの登竜門となっている「岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」に公募し、応募総作品661点の中から見事に大賞に輝いた。受賞作品となった「面」は、巨大な一万円を模写した透かしの中に、自らの後頭部をそり上げた若木さんが後ろ向きに立つ。観客はそのそり上がった後頭部に「自画像」を描き、その後頭部に伝わる線の感触などを頼りにしながら、若木さんが観客をイメージして「顔」を描いていく、というパフォーマンス。約2ヶ月間に亘ったパフォーマンスで700人以上の来場者の「顔」を描き、大きな話題を集めた。

今回の最新作「お面」は、受賞作品である「面」に続く作品。「『面』では後ろ向きであったため、お客さんの顔が見えなかったので…」と前作のフラストレーションを解消するため、最新作ではハーフミラー越しに、観客と、岡本太郎さんのマスクを被った若木さんがお互いに対峙する。ハーフミラーには観客の「顔」や、若木さんが扮する岡本太郎さんの「顔」、さらには会場に展示される岡本作品の「顔」、ライブを鑑賞するお客さんの「顔」がオーバーラップし、その重なり合うイメージから、マスク上に若木さん自身が「顔」を描いていく、という来場者参加型のライブパフォーマンス。マスク上のペイントは青、緑、赤…と次々に塗り替えられ、若木さんのイメージとともに刻々と変化を遂げていく。

「大賞を受賞するまで、岡本太郎さんのことをほとんど知らなかった」という24歳の才能溢れる若木さんは、今後の成長と活躍が大変楽しみなアーティストの一人。また若木さん扮する岡本太郎さんの立ち振る舞いにも注目を…。

特別展示「若木くるみ『お面』」
◯会期:2月3日(水)〜2月8日(月) 10:00〜18:00(入館は17:30まで)
◯会場:岡本太郎美術館
◯料金:一般600円、小学生300円

画像:(c)岡本太郎記念現代芸術振興財団

(2010/02/04)

一覧へ