カルチャーニュース 編集室が最新記事をpickup!

五木寛之さんが語る、60'sを駆け抜けた伝説のイラストレーター・伊坂芳太良さん

作家・五木寛之さんの「奇妙な味の物語」刊行を記念して、五木寛之さんご自身によるトークイベントが1月30日(土)、青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山で開催される。

「奇妙な味の物語」は1969年、文藝春秋が発行していたマンガ専門誌『漫画読本』に連載されていた五木寛之さんの短編小説。車を愛し、車から愛されすぎた美貌の夫人の悲劇や、自著の返本の山にうもれて窒息死するベストセラー作家など、ホラー、エロス、ユーモアなどが混ざり合った17の物語から成る。連載当時、軽妙酒脱なイラストレーター・伊坂芳太良さんがさし絵を担当し、五木さんの小説と共に妖しい魅力を放つコラボレーションとして注目された。その後、伊坂芳太良さんは「ビッグコミック」の表紙画や広告などで優れた業績を残すも、1970年に42歳の若さでこの世を去った。その独特の画風から粟津潔さん、宇野亜喜良さん、横尾忠則さんらと並び、60年代を代表するアーティストとして今なお根強いファンを持つ。今回刊行される「奇妙な味の物語」は、五木さんの一風変わった短編集と、連載当時に使用された伊坂芳太良さんの「さし絵」を加えたもので、幻のタッグが40年の時を経て実現した。

今回の五木さんのトークイベントでは「時代をつくったアーティストたち」と題して、伊坂芳太良さんをはじめ、60年代に音楽、写真、絵画、文学、広告などのCMや広告業界で輝かしい一時代を築いたアーティストたちや、さらに当時の五木さんとアーティストとの交友関係やエピソードを振り返りながら語る。

さらに関連企画として「奇妙な味の物語」の原画のほか、1960年代を疾風のごとく駆け抜けたイラストレーター・伊坂芳太良さんが手がけた書籍原画、広告ポスターなど約30点の展示をする「伊坂芳太良原画展」が1月27日(水)から2月9日(水)までの期間、青山ブックセンター本店内ギャラリーで行われる。描かれた人物の内に多重なイメージを描きこんでいく、細い線画の筆致や色づかいは、今なお色褪せることのないがありません。退色しやすいカラーインクで描かれているため、普段なかなか展示できない作品も多数公開されるそう。ぜひ、この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。

『奇妙な味の物語』刊行記念五木寛之さんトークイベント

◯日時:2010年1月30日(土)18:00〜19:30(開場17:30〜)
◯会場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山
◯出演:五木寛之
◯定員:120名様
◯入場:1500円
※当日イベント会場受付で五木寛之さんサイン入り書籍『奇妙な味の物語』+「五木寛之ブックマガジン」を参加特典として提供。

◯参加方法:
詳しくはこちらまで

『奇妙な味の物語』伊坂芳太良原画展
◯会期:2010年1月27日(水)〜2月9日(水)
◯会場:青山ブックセンター本店内ギャラリー
◯入場:無料

『奇妙な味の物語』(刊行:ポプラ社)
A5変形版/272ページ/1500円(税込)/2009年11月19日発売

(2010/01/18)

一覧へ