映画「倫敦(ロンドン)から来た男」公開を記念し、若木信吾さんらのトークイベント開催決定
映画「ヴェルクマイスター・ハーモニー」で世界を驚かせた、ハンガリーの鬼才タル・ベーラ監督による待望の最新作「倫敦(ロンドン)から来た男」が12月12日(土)より、渋谷シアター・イメージフォーラムで上映が始まる。タル・ベーラ監督の7年ぶりの最新作は、ジュール・メグレ警部が登場する推理小説などで知られる、20世紀を代表する推理作家、ジョルジュ・シムノン氏(1903−1989年)の同名小説を映画化したもの。主人公は海のそばで、鉄道員として働くマロワン。ある夜、マロワンは偶然にも“倫敦から来た男”ブラウンが犯した殺人の現場を目撃。そして、殺された男が持っていた大金の入ったトランクを、マロワンは海中から見つけ出すことに・・・。「幸せになりたい」誰もが持っているささやかな望みは、次第に欲望へと豹変し、そして破滅へと向かってゆく。誰もが罪人になりえるという、人間の脆さと哀れさを描く退廃的なサスペンス。前作「ヴェルクマイスター・ハーモニー」に引き続き、漆黒のような美しさを持つモノクローム、登場人物の心情を映し出す長回しや、常識を揺るがすカメラワークなど、タル・ベーラ監督ならではの映像美も見どころ。
また本作の公開を記念し、写真家・若木信吾さんら各界で活躍するゲストを迎え、「映像美」「監督タル・べーラ」「原作者ジョルジュ・シムノン」という3つテーマでトークイベントの開催を予定する。
<トークイベント日程>
◎12月17日(木)19:00の回 上映前
テーマ:“映像美を語る”〜光と影の芸術作品〜
ゲスト:若木信吾さん(写真家)×立川直樹さん(プロデューサー/ディレクター)
◎12月19日(土)13:30の回 上映後
テーマ:“監督タル・ベーラを語る”〜世界の映画人を魅了する孤高の芸術家〜>
ゲスト:田中千世子さん(映画評論家・映画監督)×市山尚三さん(映画プロデューサー)
◎12月25日(金)19:00の回 上映前
テーマ:“文豪ジョルジュ・シムノンを語る”〜脅威のベストセラー作家、隠された素顔〜
ゲスト:堀江敏幸さん(作家)×長島良三さん(原作翻訳者)
映画「倫敦(ロンドン)から来た男」
監督:タル・ベーラ(『ヴェルクマイスター・ハーモニー』)
原作:ジョルジュ・シムノン(「メグレ警視」シリーズ)
出演:ミロスラヴ・クロボット、ティルダ・スウィントン、ほか
配給:ビターズ・エンド
公開:12月12日(土)より、シアター・イメージフォーラム他 全国順次公開
(2009/11/26)