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世界のだまし絵の代表作が一堂に(6/13〜)

Bunkamuraザ・ミュージアムでは、6月13日から、16世紀から現在までの「だまし絵」の代表作を一堂に集めた企画展「奇想の王国 だまし絵展」を開催する。

トリックアートとも呼ばれる「だまし絵」は、視覚の「イリュージョン」を巧妙に利用して、観る者の目を欺くような仕掛けをもつ作品全般のこと。平面である絵画表現に奥行きのある空間イリュージョンを出現させた「遠近法」を出発点に、遠近法の働きを極端に誇張することで像を歪めて表現する「アナモルフォーズ」、迫真的な描写をつきつめることで現実とイメージの差異を曖昧にする「トロンプユイル」などとして発達した。

19世紀に入ると、だまし絵はアメリカに輸入され「アメリカン・トロンプユイル」として発展。幕末から明治にかけての日本でも、歌川国芳による複数の人物を組み合わせることで人の顔を表した「寄せ絵」作品群や、歌川広重による人物画とその影絵で二重のモチーフを伝える「隠し絵」作品群などに、だまし絵の系譜が垣間見える。

同展では、エリアや時代によって多様な発展を遂げただまし絵の系譜を6章に分けて紹介する。会場には16世紀の宮廷画家アルチンボルドから、江戸時代末期の浮世絵師歌川国芳、シュルレアリズムの芸術家ダリやエッシャー、現代アーティストの福田美蘭や本城直季らの代表作が一堂に展示される。

国籍も時代も様々な作家たちの作品に受け継がれる「だまし絵」効果は、作家たちから「観る人」へと投げかけられた挑戦状。見破るか、だまされるかーーあなたも作家たちの挑戦を時代を超えて受けとってみては?


『奇想の王国 だまし絵展』
画像:ジュゼッペ・アルチンボルド《ウェルトゥムヌス(ルドルフ2世)》
1590年頃 油彩・板
スコークロステル城(スウェーデン) Skokloster Castle, Sweden
Bunkamura ザ・ミュージアム
2009年6月13日〜2009年8月16日
10:00〜19:00(入館は18:30まで)
※毎週金・土曜日21:00まで(入館は20:30まで)


(2009/06/17)

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