寺山修司の全貌を知る展示会、上映会(4/25〜)
ポスターハリスギャラリーでは、4月25日より、寺山修司の27回忌に合わせ「寺山修司と天井棧敷◎全ポスター展 演劇実験室◎天井棧敷の宣伝美術の全貌」を開催する。寺山氏は、劇団「天井棧敷」を主宰して1960年代の「アングラ」演劇の隆盛を牽引した人物で、歌集『われに五月を』エッセイ『馬敗れて草原あり』などの作者としても広く知られる。
本展では、1960年代から80年代半ばにかけての天井棧敷の演劇傑作ポスター40点以上と、台本・チラシ・チケット・パンフレットなどの演劇関連資料、また生前の寺山氏の全著作物が一挙公開。横尾忠則さん、粟津潔さん、宇野亜喜良さんなどが手掛けた一連のポスターは、「公演告知」の枠を越えて美術的評価も高く、同展は、公演用に限られた数しか製作されなかったポスター現物を間近で鑑賞できる貴重な機会となる。
また、ユーロスペースでは同日から、映画監督としても知られる寺山氏の映像作品を2週間に渡って上映するイベント「寺山修司◎映像詩展2009」を開催。マルケスの「百年の孤独」をテキストに虚構の歴史を描いた一大叙事詩で寺山氏遺作の『さらば箱舟』(1984年)や、ヨーロッパ的官能の世界を東洋の洗練された感性で描き、国際的評価を得た『上海異人娼館』(1981年)など、長篇、実験映画、関連作品全24本を一挙に上映する。
同館では、4月25日・26日・29日、5月5日の4日間、歌手の一青窈さん(25日)や、写真家森山大道さん(29日)、イラストレーターの宇野亜喜良さん(5日)など、寺山氏にゆかりの深い豪華ゲストを招いてのトーク、ミニライブも展開。
ポスター、著作、映像と、多ジャンルで独自の作風を貫いた寺山氏の魅力を、この機会に改めて発見したい。
「寺山修司と天井棧敷◎ポスター展」?演劇実験室◎天井棧敷の宣伝美術の全貌?
開催期間 :2009年4月25日(土)〜5月17日(日) 会期中無休
開催時間:13:00〜19:00
※最終日は17:00まで。
開催場所:ポスターハリスギャラリー (渋谷区道玄坂2-26-18 朝香ビル103 TEL:080-2023-0499)
入場料 :300円 「寺山修司◎映像詩展2009」(ユーロスペース)入場券お持ちの方は、1回のみ無料。
『寺山修司◎映像詩展2009』
画像:「田園に死す」(1974年/写真・佐々木信夫)
上映場所:ユーロスペース
上映期間:2009年4月25日〜5月8日
上映時間:12:20/15:00/18:00/20:00
※上映時間の詳細は施設HPをご覧下さい。
(2009/04/24)