若手写真家が「等身大」の「戦争」体験を撮影(4/11〜)
4月11日から、トーキョーワンダーサイト渋谷(以下TWS渋谷)では、ベトナム戦争と第二次世界大戦という2つの「戦争」を扱った写真展「遠くて身近な歴史-1968年そしてホロコースト」を開催する。TWS青山のクリエーター・イン・レジデンスの成果展でもある同展には、海外から日本へ派遣された2人のアーティストが出展。
ブラッドレー・マッカラム&ジャクリーヌ・タリーは、1998年より、作品を通じ共同体や歴史、社会正義について観る人に問い続けてきたアーティスト。出展シリーズ「思い通りに消せない記憶」では、マーチン・ルーサー・キング氏が暗殺され、ベトナム戦争が世界中に影響を与えた「1968年」をキーワードに、同年アメリカと日本で報道されたさまざまな社会問題・事件の写真を調査、1968年の出来事が人々に与えた影響と両国の相互関係を考察した。
イシャイ・ガルバシュは、才能あるアーティストを招聘する国際推薦人制度により、ディートマー・エルガー(ゲルハルト・リヒター・アーカイブ ディレクター)からの推薦を受けたアーティスト。今回は、ホロコーストにおける数少ない生還者であった実母の追想録をもとに、オランダ、ドイツ、ポーランドの各地を撮影したシリーズ「イン・マイ・マザーズ・フットステップス」を出展。
それぞれが、「報道記録」「個人の記憶」を手がかりに、戦場を経験しない立場から見えてくる「等身大」の戦争体験を伝えている。4月15日には、出展アーティストを招いてのトークイベントも開催。今後の活躍が期待されるアーティストたちの生の声に耳を傾けたい。
『遠くて身近な歴史−1968年そしてホロコースト』
画像:イシャイ・ガルバシュ《Marienbad: In My Mother's Footsteps (56)》 2004-2008
トーキョーワンダーサイト・渋谷
開催期間:2009年4月11日〜2009年5月17日
開催時間:11:00〜19:00
※但し5月4日(月・祝)、5月10日(日)は17:30で閉館
※最終入場は各日共閉館の30分前まで
ギャラリートーク:
4月15日(水)19:00〜20:00(予約不要、通訳付)
(2009/04/14)