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日本映画衰退期に萌芽「東宝アクション」シリーズ公開(4/11〜)

シネマヴェーラ渋谷では、1957年から1974年にかけて公開された映画会社「東宝」興行によるアクション映画の特集上映会『東宝アクション!2』を、4月11日から開催する。

同期間は、映画産業が、大手映画会社の独占市場からATGなどの独立プロとの共存市場へと切り替わった過渡期にあたる。独立プロの躍進は、テレビの急速な普及とともに映画館への観客動員数がゆるやかに下降していくなかで、大手の資本力が衰退したことが一因。大手映画会社でも、集客力減少の打開策として、「アクション」「エロ」といった「テレビでは放映できない」表現に力を入れていった。

今回の上映会は、昨年2月に上映されたシリーズ『東宝アクション!』の第2弾で、合計18作品が集められた。

『野獣死すべし』(4/12、4/17、4/15上映)は、後に独立プロを立ち上げた映画監督、須川栄三の代表作で、主人公の完全犯罪が成功する結末が映倫に修正を要求されるなどで話題を呼んだ。また、『殺人狂時代』(4/18、4/21、4/24)は、岡本喜八監督作で、水虫持ちの大学講師が、「大日本人口調節審議会」と称する団体に命を狙われるも撃退するというストーリー。主人公のコミカルな演技や、悪役や精神病棟の造形などが見どころで、1980年代にリバイバル上映で評価され、今なおカルト映画として人気を博している。

『東宝アクション!2』
『国際秘密警察 鍵の鍵』©東宝
上映場所:シネマヴェーラ渋谷
上映期間:2009年4月11日〜2009年5月1日

(2009/04/12)

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