カルチャーニュース 編集室が最新記事をpickup!

現代アートギャラリーNUGが移転、拡大

2009年4月、現代アートギャラリー「NANZUKA UNDERGROUND」(以下、「NUG」)が、渋谷を離れ、白金高輪のギャラリーコンプレックスビル(SHIROKANE ART COMPLEX)に移転する。

「NUG」は、2005年11月に、東急文化会館跡地の裏手、渋谷アイビスビルB1にオープン。2006年1月からは、同フロアにマルチアーティスト宇川直宏氏と、クリエーターグループ「他社比社」によるミュージックフロア付きオフィス「Mixrooffice」が開設され、DJプレイやプロジェクター上映など、ミクストメディアなアートライブ・展示が活発に展開された。
2008年1月に「Mixrooffice」が閉設されると、「NUG」はスペースを拡張し、2008年4月にリニューアルオープン。施設となりには非営利プロジェクトスペース「TANYA」を設け、「NUG」の展示と連動して、トークイベントや上映会、関連作品の展示などを行ってきた。

これまで紹介されたのは、日本のポップアートの第一人者である田名網敬一氏の初期から現在までのイラストレーション(「COLORFUL」他)や、ファッションブランド「FINAL HOME」デザイナー津村耕佑氏のアートワーク(「夢神/MUZIN」他 )など。各界の大御所アーティストの貴重な作品を展示する一方で、アーティストの育成にも力を入れ、黒川知希氏や佃弘樹氏など新人アーティストのデビュー個展も開催。幅広い「アート」を独自のセレクトで紹介し、「渋谷のアンダーグラウンドから世界のアートシーンへ」情報発信を続けてきた。

一方、SHIROKANE ART COMPLEXは、2008年1月にオープンした複合ギャラリースペースで、日本を代表する現代アートギャラリー「山本現代」「児玉画廊」「高橋コレクション」が入居して、それぞれの視点から現代アートの最先端を発信して話題を集めてきた。
「NUG」の入居は、「高橋コレクション」が日比谷へ移転するのを機に、その跡を引き継ぐ形でのもので、所属アーティストに「アートシーンの中心で勝負させるため」の選択だという。

SHIROKANE ART COMPLEXでは、「NUG」の入居を機に、各施設での展覧会の初日を4月4日(土)に合わせての合同オープニングを予定している。
移転後初となる「NUG」展覧会は、三嶋章義個展「FAMILY」。

なお、「NUG」「TANYA」跡地は、オルタナティヴスペース「NZ」として新設される。2009年4月以降は、アパレルのエキシビションを中心に、その他音楽系のイベントや、トークショー、あるいはコマーシャルギャラリーでは実現できない企画展など、複合カルチャーの発信が続けられていく予定だ。





(2009/03/30)

一覧へ