派遣社員の若者の記録映画公開(3/28〜)
3月28日(土)から、ユーロスペースでは、派遣社員として働く日常を記録したセルフドキュメンタリー『遭難フリーター』が公開される。本作を監督した岩淵弘樹氏は、1983年宮城県生まれ。東北芸術工科大学映像コース在学中に制作した、『いのちについて』がショートショートフィルムフェスティバルアジア2004に入選。出版社への内定が決まっていたものの、単位が足りず留年し職を失った。本作は、05年の卒業後、埼玉県の工場で派遣社員として働いた生活を記録したもの。フリーターとして暮らす岩淵氏の生活と、その裏にある、現代日本の社会・経済構造が生み出した現実と、マスメディアが図式化する“問題”とのズレ、そしてそれらに振り回される当事者の思いを、コミカルにパンキッシュにあぶりだしていく本作。「こんな生活に出口はあるのか?」そうボヤきながら、生きづらい青春を不器用に走ろうとする一人の若者の姿が生々しく描かれる青春映画である。
公開初日となる3月28日は岩淵弘樹監督、プロデューサー土屋豊さんが登場しての初日舞台挨拶が開催される予定。土屋氏は、2000年、雨宮処凛の当時の活動を捉えた映画『新しい神様』を監督し、ユーロスペースで公開、12週のロングランを記録しているドキュメンタリー作家でもある。また、毎週金曜日の上映終了後、岩淵弘樹監督によるティーチインも行われる。
遭難フリーター
2007年/日本/67分/配給:バイオタイド/©2007.W-TV OFFICE
上映場所:ユーロスペース
上映期間:2009年3月28日〜
上映日時:12:20/14:00/15:40/17:20/19:00
■初日舞台挨拶
3月28日(土)12:20の回上映後、14:00の回上映前
ゲスト:岩淵弘樹監督、土屋豊さん
(2009.03.27)
(2009/03/27)