市川準監督の追悼イベント(3/21〜)
ユーロスペースでは、3月21日から一週間、2008年9月19日に急逝された市川準監督を偲んで、監督の旧作からCM作品、関係者のトークショーで綴る一週間の追悼イベント『市川準監督のこと』を開催する。市川準監督は、1948年東京都府中生まれ。1980年代にはCMディレクターとして活躍し、金鳥の「タンスにゴン」や、マルマンの「禁煙パイポ」、エバラの「焼肉のたれ」など、庶民の生活を生き生きと伝えるCMを数多く演出した。その後、1987年『BU・SU』で映画界に転向。都電が走る東京の街並とそこでの一組の兄妹の生活をスケッチのように切り取った『東京兄弟』で第45回ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞。イッセー尾形を主演に村上春樹作品の映画化に挑んだ意欲作『トニー滝谷』では、第57回ロカルノ国際映画祭審査員特別賞、国際批評家連盟賞、ヤング審査員賞を受賞している。
市川準監督夫人・市川幸子さんが登壇しての挨拶から始まる本イベントでは、市川監督のフィルモグラフィーから、『BU・SU』『東京マリーゴールド』『大阪物語』などの長編、合計16作を上映。また各作品上映前には、市川準監督による『サントリー・オールド』シリーズ、『大日本除虫菊・金鳥』シリーズ、味の素『ほんだし』シリーズなどCM名作選を特別上映する。
更に連日18:30の回では、上映前にトークショーを開催。市川映画の出演者、撮影スタッフから、CMプランナーまで多彩なゲストが登場する。市川監督への追悼の意を込めてゲストが語る撮影秘話に、静かに耳を傾けたい。
遺作となった『buy a suit スーツを買う』は、失踪した兄を、妹が東京まで探しにくる物語。全編にわたる関西弁と東京の風景とのコントラストが、東京の片隅で焦燥感と空虚感に揺れながら生きる人たちの心模様を、切なくも温かく映し出している。同じくユーロスペースにて、4月11日から公開中。
『市川準監督のこと 追悼・市川準監督レトロスペクティブ』
開催期間:ユーロスペース
開催期間:2009年3月21日〜2009年3月27日
上映時間:11:45/14:00/16:15/18:30
料金:1,500円均一
『buy a suit スーツを買う』
2008年/日本/47分/配給:スローラーナー/©2008 Jun Ichikawa office Ltd.
上映場所:ユーロスペース
上映日時:2009年4月11日〜
上映時間:
4/11(土)〜17(金) 10:40/21:05
4/18(土)〜 9:30(土日祝のみ)/21:05
(2009/03/17)