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柴田敏雄アーティストトーク

1992年には木村伊兵衛写真賞を受賞し、ニューヨーク近代美術館を始めとする多くの美術館に作品が収蔵されるなど国際的に活躍しながら、いままで国内の美術館でその活動を展覧会という形で辿る機会のなかった写真家・柴田敏雄(1949年生まれ)の初の美術館個展が、現在東京都写真美術館で開催されている。

柴田さんは東京藝術大学で油絵や版画を学ぶ中で、シルクスクリーン作品をきっかけに「イメージを瞬時に定着できる」映像表現に興味を持ち、ベルギー留学中に本格的に写真撮影を開始。帰国後、山奥に突然建設されたダムや、山切り分け延びていく道路など、「自然の中に人間が無意識に作り上げた風景」を「現代の風景美」として撮影してきた。

会場に並ぶのは1980年代〜現在までに発表された作品群。トーンの美しさを楽しめる「夜景」、ダム建設地やコンクリート、水などの質感を緻密に伝える「モノクロ」、人工と自然の色彩が鮮やかなコントラストを織りなす「カラー」という3つのタイプに分けて、合計74点を紹介している。

撮影は、4×5(シノゴ)、8×10(エイトバイテン)などの大型カメラによるもの。隅々にまでピントのあった精密描写が、柴田さん自身が現像したという100センチ×125センチの大型プリントで展示されている点も魅力だ。

東京都写真美術館では、展示終了を1週間後に控えた2月1日、柴田さんと、松濤美術館学芸員光田由里さんを招いての講演会も開催。初めての大型個展に挑んだアーティスト本人のコメントにも、注目したい。

『ランドスケープ 柴田敏雄展』
画像:高知県 大川村 2007年

開催場所:東京都写真美術館
開催期間:2008年12月13日〜2009年2月8日10:00〜18:00
※木・金は20:00まで
※入館は閉館の30分前まで


---『ランドスケープ 柴田敏雄展』講演会 ---
開催場所:東京都写真美術館
開催日時:2009年2月1日(日)14:00〜16:00
出演: 光田由里(渋谷区立松濤美術館学芸員)× 柴田敏雄
※ 当日10:00より本展覧会半券をお持ちの方に1階受付にて整理券を配布します

(2009/01/30)

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