1/17・森崎東回顧上映に森崎東、倍賞美津子が登場!
シネマヴェーラ渋谷では、1月17日から2月6日までの2週間、「森崎東の現在」と題して、デビュー40周年を迎える映画監督森崎東のフィルモグラフィーから、代表作18本を回顧上映する。森崎東は、娯楽の殿堂として日本映画が黄金時代にあった1956年、松竹に入社。野村芳太郎、山田洋次監督作品に脚本家として参加し、1969年『喜劇 女は度胸』で監督デビューした。その後、ストリッパー幹旋所「新宿芸能社」を舞台にした「喜劇・女シリーズ」(第1作『喜劇 女は男のふるさとヨ』第2作『喜劇 女生きてます』、第3作『喜劇 女売り出します』)で、女性が図太く生きていく様をバカバカしくも人情味豊かに描く。
一方で、テレビの普及が広がった70年代からは、日本映画は製作本数自体が減少。フリーになった森崎監督は、東映で『喜劇 特出しヒモ天国』を監督後、77年に非商業主義的な芸術作品を製作・配給したATGにて、スタントマンや映画監督を夢見る若者たちがからみあう『黒木太郎の愛と冒険』や、当時タブーとされていた原発問題をあつかった『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』(85)などの傑作を発表した。
松竹からフリー監督へ、時代の流れに翻弄された森崎監督の姿は、不条理な社会に振り回されながらも図太く生き抜く庶民を描く彼の作風にも重なるが、2000年、森崎監督は心筋梗塞に倒れる。
しかしその4年後、『党宣言』の続編的な作品として『ニワトリはハダシだ』を発表し、元気な姿をアピールした。また、同作で芸術選奨文部科学大臣賞、東京国際映画祭最優秀芸術貢献賞を受けている。
今回の特別上映を記念し、シネマヴェーラでは、公開初日の1月17日、森崎東監督、映画評論家の山根貞男さん、女優の倍賞美津子さんを迎えてのトークショーを開催する。
倍賞美津子は、松竹に入社後の第1回作として『喜劇 女は度胸』に出演。森崎監督のデビューから現在までの40年、森崎作品の看板女優として『黒木太郎の愛と冒険』『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』『ニワトリはハダシだ』など、森崎の節目となる作品には常に登場し、豪快だが温かい、かっこいい女性を魅力的に演じている。
『森崎東の現在』
(画像:『ニワトリはハダシだ』(2004)より 画面右手が倍賞美津子)
上映場所:シネマヴェーラ渋谷
上映期間:2009年1月17日〜2009年2月6日
※上映時間の詳細は、劇場HPまで
『森崎東の現在』公開記念トークイベント
開催場所:シネマヴェーラ渋谷
開催日時:2009年1月17日18:30〜
出演者:森崎東監督、山根貞男さん(映画評論家)、倍賞美津子さん(女優)
(2009/01/16)