重信メイ・トークショー「戦争と共に生きる女性たち」
イスラエルによるガザ地区に対する、昨年末の空爆、1月3日からの地上戦により、現在、パレスチナ人死者は512人、負傷者は約2600人に達したと言われている。駐屯地で職業軍人を務める孫の元を祖母が訪れるという戦闘シーンのない戦争映画『チェチェンへ アレクサンドラの旅』が公開中のユーロスペースでは、本日1月6日に、重信メイさんをゲストに迎え、“戦争と共に生きる女性たち!!〜パレスチナ、そして、チェチェン〜”というテーマでトークショーを開催する。
重信メイさんは、1973年レバノン・ベイルート生まれ。元日本赤軍リーダーの重信房子を母に持つ。1997年レバノン大学でジャーナリズムを学びながらも28年間国籍を持たなかったが、2001年日本国籍を取得。現在朝日ニュースターの番組「ニュースの深層」のサブキャスターを務めている。
『チェチェンへ アレクサンドラの旅』は、チェチェン共和国のロシア軍駐屯地にて実際にロケ撮影されたソクーロフ監督作。戦闘シーンは出てこないが、作中には長年の戦争に倦んだ土地の荒涼とした空気が漂う。主演アレクサンドラを演じたガリーナ・ヴィシネフスカヤは、世界的ソプラノ歌手であり、撮影当時は80歳。強くて、孫には口やかましいが、気配りが利き、おおらかですべてを受け入れる大地のような女性を演じた。
今後も、本作の上映に合わせて、実際にチェチェンゲリラに従軍した経験を持つ常岡浩介さん、昨年『実録・連合赤軍』が公開された映画監督・若松孝二さんをそれぞれゲストに迎えたトークショーが予定されている。
『チェチェンへ アレクサンドラの旅』トークショー
2007年/ロシア/92分/配給:パンドラ+太秦/©Proline-film © Mikhail Lemkhin
場所:ユーロスペース
日時:1月6日(火)14:30の回終了後
ゲスト:重信メイさん(ジャーナリスト)
日時:1月12日(月・祝)16:40の回終了後
ゲスト:常岡浩介さん(ジャーナリスト)
長崎放送に報道記者として勤務後、現在はフリーでイスラム世界の紛争地を中心に取材するジャーナリスト
日時:1月17日(土)16:40の回終了後
ゲスト:若松孝二さん(映画監督)
60年から70年代までエロスと暴力と政治にかかわる衝撃的な作品の数々を発表した映画監督。若者たちに熱狂的に支持された。最新作は『実録連合赤軍』(2008)
(2009/01/06)