塚本晋也×松尾スズキ『悪夢探偵2』公開記念でトーク
シネセゾン渋谷では、12月26日からの『悪夢探偵2』公開を記念して、塚本晋也監督と松尾スズキさんを招いたトークイベントを開催する。塚本監督は、自主映画として撮影したコマ撮り特撮によるカルト映画『鉄男』が1989年に劇場公開。機械と人間がドッキングして街を駆け回るという映像が、既存の自主映画界に衝撃を与え、新たな表現を模索させるきっかけとなった。以降塚本監督は、都内繁華街で撮影された乱闘シーンが魅力の『バレット・バレエ』(1999年)や、変態的な性愛描写が衝撃的な『六月の蛇』(2003年)など、人間を限界まで追いつめ、極限状態にある肉体を撮り上げた話題作を発表。
今回公開される『悪夢探偵2』は、2007年に公開された『悪夢探偵』の続編。黒マントに身を包み、他人の夢の中に入れる特殊な能力を持った主人公「悪夢探偵」(松田龍平)が連続殺人事件の謎に迫った前作から、今回は、新たな依頼者である女子学生の悪夢の謎と「悪夢探偵」亡き母・逸子(市川実和子)の死を巡るエピソードが同時進行。スリラーアクションに加えてヒューマンドラマ的要素も加わった。
トークイベントに登場する松尾スズキは、自身の監督した長編映画にはいつも塚本監督を登場させてきたという、塚本ファン。
今回の作品『悪夢探偵2』にむけて、次のようなコメントを寄せている。
「塚本映画を観るたび、圧倒的な映像のエネルギーでとにかく身体を揺さぶられる感覚を覚えるのが常だったが、今回は静かな怖さで心が震える」
『悪夢探偵2』公開記念トークショー
開催場所:シネセゾン渋谷
開催日時:12/27(土)16:30の回上映前
登壇者:塚本晋也監督/松尾スズキさん
チケット購入方法:シネセゾン渋谷劇場窓口にて
(すでに先行販売が開始されています。詳細はシネセゾン渋谷公式HPまで)
『悪夢探偵2』
2008年/日本/102分/配給:ムービーアイ/©2008 NIGHTMARE DETECTIVE 2 FILM VENTURER
静謐な恐怖の果てに見える、愛に満ちた美しい物語
湿り気のあるセピアの夢から浮かび上がるのは、亡き母の哀しい記憶。それは、茫漠とした恐怖に怯える母が、「怖い、怖い…」と、まだ幼かった自分を拒絶する姿。「何がそんなに怖いの?」「お母さんはどうしてボクを怖がるの?」。そんな過去を背負った男は、やがて他人の夢の中に入れる特殊能力をもった “悪夢探偵”と呼ばれる存在になっていく…。
(2008/12/25)