日本映画の未来を探る
5月24日から5月30日までユーロスペースでは、「東京藝術大学大学院映像研究科 第二期生修了制作展 GEIDAI#2」が、レイトショーにて公開中だ。東京藝術大学大学院映像研究科は、5月24日第61回カンヌ国際映画祭で「トウキョウソナタ」で審査員賞を受賞した黒沢清監督や、北野武監督が教員を務めている。
黒沢監督は、今回の上映会にあたって、以下のようなコメントを寄せている。
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上映会チラシより
心の底から「凄い」と思った
ついに本当の映画へと行き着いたのだ
学生たちが、自分たちの力だけで、精いっぱい撮りたい映画を撮った。そうしたところ、学生映画といった領域をはるかに超えた真に本気の作品が6本もでき上がった。彼らはいつの間にここまでの技術と情熱とを身につけていたのだろうか。ダグラス・サークがいる、ハーモニー・コリンがいる、タルコフスキーがいる。鈴木清順も今村昌平もいる。クロード・シャブロルまでいる。と書いたそばから、やはりこれらの6本は恐ろしいまでに他の何にも似ていないということを確認しておきたい。
彼らは学生であることからこうむる過酷な人間関係に翻弄されながら、しかし最後まで自らの欲望を見失うことなく、商業主義と作家主義の間隙を奇跡のように探り当て、ついに本当の映画へと行き着いたのだ。私は心の底から「凄い」と思った。
黒沢 清(映画監督)
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5月30日(金)には、黒沢清監督と、同じく映像研究科にて教員を務める筒井武文氏によるトークショーも予定されており、5月26日(月)と5月29日(木)の上映前には、今回の上映作品の監督や出演者による舞台挨拶が開催される。
日本映画の10年先を見据えるという意味で、必見の映画たちではないだろうか。
5月24日(土)上映前 トークショー ゲスト:梅本洋一(映画批評家)×全6作品監督
5月26日(月)上映前 舞台挨拶 ゲスト:瀬田なつき監督、スズキジュンペイさん、朝倉あきさん、三村恭代さん、西脇彩華さん
5月29日(木)上映前 舞台挨拶 ゲスト:濱口竜介監督、出演者の方々飛び込み参加!
5月30日(金)上映前 トークショー ゲスト:黒沢清(映画監督)×筒井武文(映画監督)
※「東京藝術大学大学院映像研究科 第二期生修了制作展 GEIDAI#2」について、詳細はコチラ
(2008/05/26)