心の宝箱にしまっておきたい映画『ジェリーフィッシュ』 シネ・アミューズで公開
3月15日よりシネ・アミューズ・イースト&ウエストで、カンヌ国際映画祭カメラドール新人賞を受賞した作品『ジェリーフィッシュ』が公開される。2007年のカンヌは、まるで心の宝箱にしまっておきたくなる様な珠玉の作品に沸き立ち、やさしい感動で包まれた。イスラエルに生きる人々の人間模様を織り交ぜ、美しい海辺の街を舞台に3つの物語が並行して語られる。そこには親子や夫婦の間の心の機微が、過去と現在がさりげなく詩的に混在するシーンや死のイメージによって紡がれていく。伝えたくても言葉にできない、それぞれが心に秘めた想いが、ゴダールの『アワーミュージック』で重要なイスラエル人役に抜擢されたサラ・アドラー他、味のある俳優たちが醸し出す絶妙のアンサンブルと、繊細なカメラワークとカラフルな色使いによる美しい映像、そしてピアノやチェロを多用した静謐な音楽によって、スクリーンから溢れ出す。監督は公私ともにパートナーであり、ともに人気作家でもあるエトガー・ケレットとシーラ・ゲフェン。初長編監督作品としてカンヌ国際映画祭カメラドール(最優秀新人賞)を受賞した。観終われば誰もがやさしい気持ちになれる、そんな宝物のような作品が誕生した。
2007年/イスラエル=フランス/78分/配給:シネカノン/
© 2007 - Les Films du Poisson / Lama Productions LTD / ARTE France Cinema
(2008/03/13)