ユーロスペースで北アイルランドの映画祭
2月9日より15日までユーロスペースでは、『N. アイルランド・フィルム・フェスティバル 2008』を開催する。いくつかの回では上映後、監督によるQ&Aやゲストを迎えて北アイルランドの映画製作事情についてのトークも行う予定。日本初!北アイルランドに注目した映画祭
演劇や文学においても誇り高い伝統を持つ北アイルランド。北アイルランドにはジェームス・ネズビット、…»続きを読むケネス・ブラナーやリーアム・ニーソン、スティーブン・レイ、テリー・ローアン、マーゴ・ハーキン、ピアス・エリオットなど、現在世界の映画シーンをリードする多彩な映画人たちを輩出してきています。
また、1990年代中旬から続く停戦宣言以降、北アイルランドの経済的、文化的発展は目覚しい状況にあります。特にベルファースト市全体では文化的な活動に力を入れています。NI Screen(北アイルランド映画コミッション)を核として、北アイルランドにおいて映画やドキュメンタリー製作は盛んに行われるようになりました。こういったことを背景に、現在の北アイルランドのカルチャーシーンではCGアニメーション業界の興隆など、多種多様な映像表現が彩りを添えています。
依然として紛争やテロというイメージが色濃く残っている北アイルランドではありますが、地元では近年その歴史を検証する新たな視点を見いだしながら、未来へつなげていこうとする試みとしてのドキュメンタリーやドラマが製作されています。
北アイルランドがこれまで歩んできた歴史、育んできた文化、いま現在、そしてこれからの展望を、それらすべてが制作者の目を通して写し込まれる“映画” によって、見て、感じていきたい、既存のイメージにだけに捕われない、北アイルランドの新たな表現を紹介したいと思っております。
現実や社会、歴史とまっすぐに向き合い、希望を紡ぎだしている、そういった北アイルランドの表現をいま日本で見ることは価値あるものになると考えております。
映画祭にあわせて北アイルランドから2〜3名の映画関係者を日本に招聘し、トークやイベントなど多くの方に楽しんでいただけるような多彩な映画祭を開催したいと思っておりますので、是非映画祭にお越しいただければと願っております。
このNIFF 2008は各方面の皆様から暖かい支援を受けており、この場をお借りして皆様に感謝の念を表したいと思います。当実行委員会は北アイルランドや映画を愛するスタッフが集まり運営しております。
──N.アイルランド・フィルム・フェスティバル 2008 実行委員会
写真:『キングス』
(2008/02/08)