写真美術館で『土田ヒロミのニッポン』展
12月15日より、東京都写真美術館では『土田ヒロミのニッポン』を開催している。1960年代終わりから写真家として活動を開始した土田ヒロミは、日本の土俗的な文化、ヒロシマ、高度経済成長、バブル経済などのテーマを通して、変貌する日本の姿を撮り続けています。氏の視点は常にユニークで、作品ごとに明確なコンセプトを持ち、日本という国に対する問題意識を、実験的ともいえるアプローチで表現しています。
本展では、当館が重点的にコレクションした土田作品に加え、最新作を含め氏の作家活動の軌跡を一堂にご紹介いたします。パート1では、日本の行動様式や生活意識を通して「日本人」の姿を捉えた作品を5つのシリーズから、またパート2では、1976年から原爆の惨事を3部作によって記録しはじめた「ヒロシマ」をご紹介いたします。さらに、パート3では、氏のセルフポートレート作品「Aging」をビデオ作品とインスタレーションでお楽しみいただけます。新たな時代が動き始めた現在、土田作品を見ることで、日本という国と自分自身との関わりを考察する機会となることでしょう。
写真:「新・砂を数える」 1995-2004年より
(2007/12/18)