2008年の世界、日本を振り返れば、日本漢字能力検定協会が発表した「2008年を象徴する漢字」でも『変』が選ばれたように、サブプライムローン、リーマン・ブラザーズの経営破綻に端を発した世界的な金融危機やゲリラ雨豪雨などの異常気象、北京オリンピックの開催、日本人のノーベル賞ラッシュ、さらにアメリカ初の黒人次期大統領オバマ氏の誕生や国内においても首相の交代劇が相次ぐなど、毀誉褒貶、喜怒哀楽こもごも、感情をむき出しにせざるを得ない一年であったことを強く実感させられます。こうした劇的な変化は「渋谷」も例外ではありません。たとえば、都心部の人の流れを大きく変えた「東京地下鉄副都心線」の開業や岡本太郎の巨大壁画「明日の神話」の一般公開、文化村通りのヤマダ電機のオープン、さらには2009年秋のH&Mの出店計画など、見慣れた渋谷の風景も、こう振り返ると随分と変わったことが分かります。そこで今回は年末年始の特別企画として、渋谷を拠点としたネットメディアで活躍する方々と一緒に「2008年の渋谷で起こったニュース」を総括するとともに、2009年に渋谷がどうなるのか、良くなるのか悪くなるのか、どんな事柄がキーワードになっていくのかについて考えてみました。
さて、2008年の渋谷の一番のニュースとは…
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