VEIN -静脈-
上映・公演は終了しました。

(2010年/58分/HD)
世界各国で高い評価を受ける百鬼どんどろ・岡本芳一“魂”の遺作
2006年、下北沢の映画館で開かれた、人形舞台劇「百鬼どんどろ」の公演。これをきっかけに渡邊世紀監督の主宰者・岡本芳一への密着取材が始まる。その作品は『人形のいる風景〜ドキュメント・オブ・百鬼どんどろ〜』として2008年に下北沢トリウッドで公開。
岡本氏や関係者へのインタビュー、打ち合わせ風景、長野で行なわれた公演、さらに独特の幽玄世界を生み出す「どんどろハウス」への取材から、「百鬼どんどろ」のほかに類いを見ない表現者の創作の実態に引き込まれる。
「人形のいる風景〜ドキュメント・オブ・百鬼どんどろ〜」
通常の岡本氏の演目は、人形を使った華やかな舞いと土から生まれた舞踏的要素で観る者の心を魅了するが、ちょうど『人形のいる風景』が公開された年、今までとは印象の違う作品が生み出された。それが、舞台作品『VEIN〜静脈〜』である。
『VEIN〜静脈〜』には岡本氏演じる「私」と「少女」(人形)が登場する。互いに傷を持つ二人は、いたわり合いながらも、決して相手を救うことはできない・・・
顔に包帯を巻いた「私」と、血管が剥き出しの身体を持つ「少女」の痛々しさが、心の痛みとなって観る者に迫る。その舞台作品を、岡本芳一氏と渡邊世紀監督が共にドラマ仕立ての映像作品とすることを企画。人形アニメでも3Dでもなく、舞台の記録映像でもない、人形と演者が映画の登場人物としてドラマを紡ぐ、映像作品としては今までになかった、全く新しいジャンルである。
しかし「百鬼どんどろ」の岡本芳一氏は、昨年秋より「骨髄異形成症候群」という難病治療の為、松本の信州大学付属病院にて闘病していたが、唯一の治療法である骨髄移植後の経過がはかばかしくなく、合併症などの為、2010年7月6日午前7時14分、享年62才にて永眠。
岡本氏は渡邊監督と二人で納得のいくまで編集をし、この作品の完成を見届けて、亡くなった。ゆえに、本作品が岡本氏の遺作となる。また、舞台作品としても上演数は数回となっており、貴重な作品となった。ずっと舞台という場所で表現を続けて来た岡本氏が、最後に映像という、形として残る媒体で作品を遺したことになる。
邦画
監督/編集:渡邊世紀
料金:一般1500 円 / 学生1300円 / シニア・平日学割1000 円
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。







