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官能の帝国4

上映・公演は終了しました。

『現代娼婦考 制服の下のうずき』©日活

お待たせしました、日活ロマンポルノ特集の第四弾。今回は八十年代の作品もたっぷりです。
※すべての作品はR-18指定となっております。ご了承ください。

『闇に浮かぶ白い肌(ニュープリント)』
公開:1972年
監督:西村昭五郎
主演:白川和子、山科ゆり、高橋弘信、益富信孝、白井鋭、加納愛子、青木富夫、高橋明
父の莫大な遺産で暮らす一彦。その妻・響子が失踪して半年、医者に付き添われ記憶を失くした状態で帰ってきた。だが一彦の盲目の妹・綾子と盲導犬のジェロニモは、響子の様子に疑惑を抱くのだった。白川和子の代表作であり、山科ゆりが盲目の美女を熱演する官能的な犯罪サスペンス。

『現代娼婦考 制服の下のうずき(ニュープリント)』
公開:1974年
監督:曾根中生
主演:潤ますみ、星まり子、安田のぞみ、藤田漸、雪丘恵介、中沢洋、くるみ夏子、五條博
孤児院から祖父・斉木に引き取られた真理。しかしそこでは、従妹の洋子に“娼婦の子"と苛められ、蔑まれる生活が待っていた。大学入学後も洋子からの苛めは続き、屈辱に耐えかねた真理は…。荒木一郎の原作コミックを映画化した作品で、潤ますみの代表作。彼女が歌う寺山修司作詞の主題歌『裏町巡礼歌』は、怨み節歌謡の傑作!

『恋の狩人 ラブ・ハンター』
公開:1972年
監督:山口清一郎
主演:原英美、田中真理、三田村玄、乱孝寿、大泉隆二、南寿美子、高橋明、山口明美、ジュジュ
少女時代に母と祖父の情事を目撃してから淫蕩な生活を送るようになった今日子。結婚を間近に控えても、彼女の欲望はとどまることを知らず…。神代辰巳と山口清一郎の共同脚本による本作は「日活ポルノ裁判」の火蓋を切ることになり、無罪確定までの8年間にわたり発禁処分を受ける。山口は被告人として法廷で闘い続け、田中真理もまた「ロマンポルノのジャンヌ・ダルク」として若者から多大な支持を集めた。

『薔薇と鞭』
公開:1975年
監督:遠藤三郎
主演:二條朱美、井上博一 、山科ゆり、丘奈保美、影山英俊
写真家として有名な妻・明子に劣等感を抱く高校教師の夫・光夫。そんな夫の姿を見て家を出た明子は、数日後ユキという少女を連れて帰ってくるが…。愛する夫のために生け贄を捧げる妻、という特異な設定が際立つ。フランスで発禁処分を受けた傑作小説「イマージュ」をアレンジした作品。

『濡れた壺』
公開:1976年
監督:小沼勝
主演:谷ナオミ、水乃麻希、立花りえ、藤ひろ子、内藤杏子、渡辺秀明、梓ようこ、日野道夫、中丸信、井上博一、田中小実昌
淫乱な実母に夫を奪われたスナックのママ・亜紀は、実直な岩崎にプロポーズされていた。そんなある日、客の花松が経営するマネキン工場を訪れた亜紀は…。視線のエロティシズムを極めた本作は、緊縛シーンが全くない“精神的SM”と称された。工場に並ぶ無機質なマネキンが却って女性の肉体性を際立たせる。谷ナオミ絶頂期の一作にして、小沼勝の傑作の1本。

『女囚101 性感地獄』
公開:1976年
監督:林功
主演:珠瑠美、牧れい子、丘奈保美、山科ゆり
自分をレイプしようとした男を殺して女子刑務所に入れられた佐夜子。女囚のボスに眼をつけられた佐夜子は苛めの対象になるが、レイプ犯を雇ったのが夫だと知り…。おとなしい妻が夫の裏切りを知って逞しくふてぶてしく変身し、女子刑務所内でのし上がっていく、というピンキー・ヴァイオレンス風味の一作。

『エロス学園 感度ばつぐん』
公開:1977年
監督:蔵原惟二
主演:小川亜佐美、村田守平、森川麻美、結城マミ
文武両道で容姿端麗なミス城南高校のみさ。友人2人と下校する途中スケ番に絡まれたみさを救った学生服の男、果たして彼の正体とは!?高校生活をエンジョイするみさたちの前に現れた学生服の男、その名も『犯しの竜』が平和な学園に性パニックを引き起こす、というコメディ・ポルノ。

『(秘)ハネムーン 暴行列車』
公開:1977年
監督:長谷部安春
主演:八城夏子、阿部徳昭、加藤寿、渡辺とく子、十時じゅん、松永てるほ、結城マミ、影山英俊、雪丘恵介、島村謙次、中平哲仟
結婚式を挙げたばかりの秋子夫婦の前に突然現れた2人の男。現金強盗に失敗した彼らは、秋子に銃を突き付けて人質にするが…。貨物列車に乗って逃亡を続けるうちに仲間意識が生まれ、食料を強奪しながら旅を続ける1人の女と2人の男。アメリカン・ニューシネマのような設定の本作は、長谷部安春監督が最も気に入っていた1本だという。

『桃尻娘 ラブアタック』
公開:1979年
監督:小原宏裕
主演:竹田かほり、亜湖、栗田洋子、高橋淳、一谷伸江、原悦子、小松方正、橋本治
レナと裕子は大親友であり良きライバル。妊娠した裕子の堕胎費用を工面するため、クラスメイトの父親が経営するピンクサロンで働き始めることに。先輩ホステスのドヌーヴさんの指導もあって、2人のテクニックはどんどん上達し…。“翔んでる”オンナを爽快に演じた幻のアイドル竹田かほりと亜湖のコンビが眩しい「桃尻娘」シリーズ第2弾。

『潮吹き海女』
公開:1979年
監督:白鳥信一
主演:日向明子、金田明男、五条博、飛鳥裕子、吉沢由起、河原裕
事故で夫を亡くした海女のサキに言い寄る者は多かったが、彼女を満足させるような男はなかなか現れない。夫の弟・民男もまた秘かにサキに思いを寄せており…。新東宝で有名な「海女もの」はロマンポルノでも何作か作られたが、本作もその中の1本。漁村で逞しく生きる女と純情な少年の物語が心にしみる佳作。

『ひと夏の秘密』
公開:1979年
監督:武田一成
主演:原悦子、渡辺とく子、江角英明、萩原友絵、田山涼成
養父危篤の報せを受け、6年ぶりに帰郷したちひろ。家出の原因となった忌まわしい夏の出来事に思いをはせるちひろは、養父への憎悪を募らせるが…。夏の海辺や強烈な光の描写がサスペンスを盛り上げる、武田一成監督の傑作。主演の原悦子は初代アイドル・ロマンポルノ女優といわれ、若者に圧倒的な人気であった。

『暴行儀式』
公開:1980年
監督:根岸吉太郎
主演:紗貴めぐみ、水島美奈子、山崎義治、佐藤陽一、石田純
暴走族に憧れる4人の少年達は、道路交通法改正によってアッサリ解散した地元の暴走族に憎しみを抱き、元メンバーたちを次々に襲う。そんな少年たちに共感する同級生のメグは…。荒井・根岸コンビが描く80年代の少年たちの彷徨える青春劇。石田純一が“石田純”名で暴走族の元リーダーを演じている。

『若妻官能クラブ 絶頂遊戯』
公開:1980年
監督:伊藤秀裕
主演:日向明子、鶴岡修、林理恵、マリア茉莉、宇南山宏、今井久
最初の妻はまったくのウブ、2人目は色情狂と、立て続けに結婚に失敗しノイローゼになったカメラマンの朝倉。次は3 人の男とセックスした女が良いという医者のアドバイスに従い、婚約者の小夜子にある計略を仕掛けるが…。過去の失敗にコリた男のドタバタを軽妙なタッチで描いた作品。

『聖子の太股 ザ・チアガール』
公開:1982年
監督:川崎善広
主演:寺島まゆみ、森村陽子、浜口じゅん、青木美穂、恵杏里
黒ブチメガネのダサい聖子が何故か人気のチアリーディング部に合格。そこには部長のモモエのある企みが…。大学のチアリーディング部を舞台にしたドタバタ学園コメディポルノ。聖子、モモエ、伊代、つかさ、郷といったアイドルそのままのネーミングが示す通り、80年初頭のアイドル・ブームに便乗した珍作。金子修介の脚本がとにかく笑わせる。

『ピンクのカーテン』
公開:1982年
監督:上垣保朗
主演:美保純、萩尾なおみ、阿部雅彦、望月太郎、吉川敏夫、高橋蓉子、麻生うさぎ、芹沢洋三、小見山玉樹
結婚相手と破局した野理子が、兄・悟のアパートに転がり込んできた。かわいい妹との生活は楽しいが、美しく成長した野理子の身体に悟は悶々とするばかり。妹への欲求を抑える為、ホステスの直子と関係するが…。内気な兄と自由奔放な妹との近親相姦的な関係を軽妙に描いてヒットした。美保純は若い男性を中心に人気を集め、一躍アイドルとなった。

『ダブルベッド』
公開:1983年
監督:藤田敏八
主演:大谷直子、石田えり、柄本明、岸部一徳、高橋ひとみ、吉行和子、鈴木清順
妻と同じ名前の呑み屋の女と不倫をしているTVディレクター。そして図書館勤めの若い女と交際しながら、ディレクターの妻と不倫をはじめる独身の中堅作詞家。大人になりきれない全共闘世代の男達の日常を淡々と描写する荒井晴彦の脚本が冴える。池波正太郎がミシェル・シモンのようだと絶賛した柄本明の演技も素晴らしい。

『女猫』
公開:1983年
監督:山城新伍
主演:早乙女愛、伊東幸子、岩城滉一、大塚良重、青木琴美、仁科まり子、名和宏、深江章喜、水上功治、せんだみつお
レズビアンの女医・美音子(通称“ネコ”)がゲイボーイと共に、女を食い物にし私腹を肥やす医科大学学長の悪事を暴く。岩城滉一演じるゲイボーイのシャーリー(!?)が大活躍する、山城新伍監督のエロス・サスペンス。清純派女優として売り出していた早乙女愛の濡れ場演技で話題となりヒットした。

『イヴちゃんの花びら』
公開:1984年
監督:中原俊
主演:イヴ、太田あや子、木築紗絵子、花上晃、金田明男、掛田誠、長江洋平
その美貌からメディアに取り上げられ大ブレイクした歌舞伎町ノーパン喫茶の風俗嬢・イヴ。その人気に目をつけたにっかつが主役に抜擢、避暑地でのアヴァンチュールを楽しむ若い娘を描いた本作でデビューとなった。当時のにっかつ期待の新人であった中原俊を監督に起用した野心作。

『団鬼六 緊縛卍責め』
公開:1985年
監督:関本郁夫
主演:高倉美貴、麻生かおり、南条竜也、小沢象、アンナ、涼音えりか
24歳の若さで銀座の高級クラブのママとなった綾。彼女は、サディストの老人・稲丸に売られ調教されるという屈辱と引き替えにその地位を手にしたのだった。そんな時、妹が店を訪ねてきて…。美貌の姉妹が共に被虐の罠に落ちる、という設定の一作。姉妹“3代目SMクイーン”高倉美貴の最後のロマンポルノ作品。

『令嬢肉奴隷』
公開:1985年
監督:すずきじゅんいち
主演:赤坂麗、手塚英明、黒木玲奈、早坂明記
婚約者との関係にも情熱を感じられない敷島家の令嬢・澄子。そんな澄子の美貌に嫉妬した妹の直美は、使用人の萩須に姉をレイプするよう依頼するが…。プライドが高い名家の令嬢が野卑な使用人にレイプされて性のエクスタシーを体験し、別人のように変貌するという『ボヴァリー夫人』のような設定の作品。

『夢犯』
公開:1985年
監督:黒沢直輔
主演:志水季里子、赤坂麗、内藤剛志、梅野浩、山路和弘
新たなターゲットを追って街を彷徨う美貌のヒットガール・優。彼女には、恋人とカーセックス中に暴漢に襲われてレイプされ、さらに恋人が殺されるという悲惨な過去があった。クールな女殺し屋が主人公のハードボイルド・ポルノ。石井隆の脚本を忠実に映像化した、黒沢直輔監督の傑作。

『処女のはらわた』
公開:1986年
監督:ガイラ
主演:木築沙絵子、萩尾なおみ、川島めぐみ、鶴岡修
人里離れた山奥でグラビア撮影をしていたモデルやカメラマンの男女6人が道に迷い、不気味な廃屋にたどり着く。そこで奔放な関係を繰り広げる彼らは、謎の殺人鬼によってか1人ずつ血祭りにあげられ…。当時ヒットしていたスプラッター・ホラーに目を付けたにっかつが企画した、ポルノ版『13日の金曜日』!?

『母娘監禁 牝』
公開:1987年
監督:斉藤水丸
主演:前川麻子、加藤善博、かがみ愛、梶谷直美、石井きよみ、九十九こずえ、河原さぶ
親友の飛び降り自殺を目撃した女子高生のチヅル。自分の「死んじゃおっか」という一言が原因ではと思いつめ自暴自棄になったチヅルは、テレクラで知り合ったダメ男と同棲生活を始めるが…。北関東の冬の海辺の景色に重なるユーミンの「ひこうき雲」、岡田有希子の後追い自殺が話題となったバブル直前の時代の空気、全てが心に響く日活ロマンポルノ末期の傑作。

『ラスト・キャバレー』
公開:1988年
監督:金子修介
主演:かとうみゆき、高樹陽子、橋本杏子、渡辺航、風祭ゆき、岡本麗、橘雪子、江崎和代
再開発による閉店を数日後に控えたキャバレー・ローズ。その経営者である父と高校生のあい子親子の情愛と、それぞれの自立が描かれる。ロマンポルノ終焉の年の作品で、最後の閉店パーティーのシーンでは岡本麗、風祭ゆき、江崎和代らのかつてのスターたちがホステス役で登場し、ロマンポルノのお別れパーティーを思わせる。ロマンポルノ・ファンにとっては涙を禁じえない作品。

特集上映・映画祭

左記参照

料金:施設参照

※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。

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