青磁の潤い 白磁の輝き
上映・公演は終了しました。

「青磁染付 樹鳥文 葉形三足皿」
伊万里
江戸時代(17世紀後半)
口径:28.0cm
戸栗美術館所蔵
《展覧会の概要》
日本初の磁器・伊万里焼では、染付や色絵を主力製品としながらも、青磁や白磁も初期の段階から作られています。製磁技術が最高潮に達した17世紀後半になると、青磁は安定して美しい釉調を呈するようになり、繊細な絵付けの染付を併用した青磁染付が精彩を放ちます。そして白磁は混じりけのない純白となり、型押しによる精巧な器形と浮彫り文様をもつ繊細優美な作品が作られるようになりました。今展示では、美しい色を魅せるために、さまざまな工夫の凝らされた青磁と白磁の名品をご紹介します。(出展品数:約100点)
《展示構成》
第1展示室:青磁の潤い
青磁とは、青緑色のガラス質の膜?青磁釉?で覆われた磁器のこと。日本では、平安時代に中国の青磁に影響を受けた緑釉陶や灰釉陶が愛知県の猿投窯などで作られましたが、「青磁」と呼べる堅牢なやきものの生産は、朝鮮半島からの技術導入を経て伊万里焼の誕生とともに始まります。第1展示室では、潤いに満ちたなめらかな青磁、瀟洒な絵付けが施された青磁染付など、さまざまな性格をもつ伊万里焼の青磁をご覧いただきます。
第2展示室:白磁の輝き
白磁とは、白い素地に透明な釉薬を施した磁器のこと。透光性があることや、たたくと高い金属音を発する特性を持ちます。日本ではやはり伊万里焼の誕生とともに白磁が作られるようになりました。初期の段階では、素地や釉薬中に微妙に含まれる夾雑物を取り除くことが難しく、黄味や青味がかった白色を呈していましたが、17世後半になって伊万里焼の製磁技術が向上すると“濁手(にごしで)”と呼ばれるやわらかみのある純白の素地を完成させました。第2展示室では、輝きに満ちた白磁の美しさをご堪能いただくとともに、伊万里白磁に施されたさまざまな装飾技術をご紹介いたします。
第3展示室:そのほかの色釉磁
日本では釉薬を磁器を彩る色彩の一つと捉える傾向があります。そのため、器体全面に釉薬を総掛けするほか、別の釉薬と掛け分けたり、複数の釉薬を絵具のように用いた釉彩などの技法が発達し、独自の展開をみせます。第3展示室では、瑠璃釉や銹釉(さびゆう)、辰砂釉(しんしゃゆう)など、青磁と白磁以外の色釉磁が施された伊万里焼をご紹介します。上絵の具の色彩とは異なる、雅味のある色釉の競演をご覧ください。
画廊・ギャラリー
料金:一般 1,000円、高大生 700円、小中生 400円
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。







