再生の朝に -ある裁判官の選択-
上映・公演は終了しました。

2009年/中国/98分/配給: アルシネテラン/©2009 3C FILMS CO., LTD All Rights Reserved
1997年中国の北に位置する小さな町、河北省涿州(たくしゅう)市。
法に忠実に仕事をこなしてきたベテラン裁判官ティエンは、娘を盗難車によるひき逃げで亡くして以来、無気力に暮らしていた。犯人は見つからず、ティエンの判決に恨みを持った者の仕業ではないかと噂される中、彼は周囲の人間との関わりをもたぬようこれまで以上に淡々と日々の仕事に没頭していた。妻も娘の死から立ち直れず、悲しみを紛らわそうと飼いだした犬を心の拠りどころにふさぎこむ毎日。2人が唯一顔を合わせるのは食事の時のみだが、会話はほとんどない。
ある日、ティエンは車2台の窃盗の容疑で搬送されてきた青年チウ・ウーを担当することになった。時は刑法改正の直前、現行の法では車2台の窃盗は死刑に値するが、新法では死刑ではなくなる。ティエンを含む裁判委員会は議論を重ねた結果、チウ・ウーに死刑判決を言い渡す。そんな中、腎臓病を患った地元の有力者リー社長は、チウ・ウーが自分の腎臓と適合することが判明すると、金の力で家族から合意書にサインを得ようとしたり、裁判所へ死刑執行日を早めるよう圧力をかけたりと、腎臓移植が一日でも早くできるよう根回しを始める。移植手術を受けるために手段を選ばずどんなことでもしようとする社長の姿に、彼を愛し、どうしても命を救いたいと願っていた彼のフィアンセは次第に「本当にこれでいいのか」と疑問を感じるようになる… 一方、チウ・ウーは刑務所内で、食事も睡眠も取らず抵抗を続けるが、告訴をするお金が無いこと、腎臓を渡せば家族にお金が入ることを知り、静かに運命を受け入れようとするのだった…
そして、判決が覆ることもないまま、死刑執行の日がやってくる。処刑場に向かいながら、ティエンの中に確かな変化が起きていた?何の罪もなく死んでしまった娘、自分の為なら他人の命など何とも思わない社長、残された家族の為に臓器を売ることを選択する青年、そしてそばにいてくれる妻の存在?。さまざまな想いが交差する・・・。大切なものを失い初めて人の痛みがわかるようになった裁判官は、ある行動に出るのだった。
アジア
監督:リウ・ジエ 出演:ニー・ダーホン、メイ・ティン、チー・ダオ、ジェン・ジェン、ソン・エイシェン
料金:施設参照
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。







