佐々木昭一郎というジャンル
上映・公演は終了しました。
それは“佐々木昭一郎”から始まった―。
1970年代、言葉には尽くせぬ不思議な魅力に溢れたドラマをブラウン管から発信し、衝撃的感動を与え、近年活躍する映画監督たちの多くに影響をもたらした佐々木昭一郎作品。NHKで放送された伝説の作品が、いま、スクリーンで光を放つ―。
■上映作品
『マザー』
1969年/56分/初回放送:1971年2月28日
出演:横倉健児、ジャクリーヌ・ジャヌレイ
1971年モンテカルロ国際テレビ祭ゴールデン・ニンフ賞(最高賞)、最優秀創作シナリオ賞、作品賞
神戸を舞台に母親を知らない少年と国籍の違う様々な人々との即興の出会いから、孤独な少年の心の中の母親像を詩的に綴る。ドラマともドキュメンタリーとも区別がつかない演出は放送当時大きな話題となった。ロベルト・ロッセリーニも絶賛したとされる、佐々木の映像初演出作品にして傑作と名高い一作。
『さすらい』
1971年/90分/初回放送:1971年12月16日
出演:安仁ひろし、栗田ひろみ、笠井紀美子、友川かずき
1972年度芸術祭テレビドラマ部門大賞
育った施設を後にした少年が東京や海辺の街をさすらい、そこで出会った人々とのふれあいを通して大人へと成長していくロードムービー。繊細な少年が大人へと成長する様は役柄や演技を超えたリアルな姿として映し出される。友川かずき、遠藤賢司、笠井紀美子などミュージシャンも出演している。
『夢の島少女』
1974年/80分/初回放送:1974年10月15日
出演:中尾幸世、横倉健児、若林彰
1974年度芸術祭テレビドラマ部門参加作品
少年は川に倒れていた少女を助け介抱する。少女は祖母と暮らした海のある故郷や東京での孤独な日々の記憶を反芻し、少年は少女の存在が心の支えとなっていく。ある日少女は少年の前から姿を消す。繊細な内面を映し出した映像と、パッヘルベルのカノンが織り成す美しい詩篇。中尾幸世が透明感溢れる少女を演じ、以後佐々木作品のミューズ的存在となる。
『四季〜ユートピアノ』
1978年−1979年/国内版90分/初回放送:1980年1月12日
出演:中尾幸世、堀口礼世、小林千秋、工藤斗久
第33回イタリア賞国際コンクールRAI賞(グランプリ)/国際エミー賞最優秀作品賞
ピアノ調律師の栄子が四季を通して、音と共に成長していく姿を描く。幼い頃のピアノとの出会い、家族の不幸など様々な過去の記憶と共に、音や人々との出会いを通して成長していく少女を『夢の島少女』の中尾幸世が生き生きと演じる。ドラマで流れるピアノ演奏、イラストは中尾が担当している。
特集上映・映画祭
監督:佐々木昭一郎
立教大学経済学部卒業後、1960年にNHKに入局。ラジオドラマの演出を手がけ、1966年に寺山修司脚本のラジオドラマ『コメット・イケヤ』でイタリア賞グランプリ、『おはよう、インディア』で芸術祭大賞を受賞。その後、テレビドラマ部へ。発せられた作品は国内外の賞を多数受賞。それらの作品のほとんどが、ソフト化されていないため、なかなか見ることができない。
料金:一般:1400円/大学・専門学校生・会員・シニア:1200円/高校生以下:800円
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。







