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フェアウェル さらば、哀しみのスパイ

上映・公演は終了しました。

2009年/フランス/113分/配給:ロングライド/© 2009 NORD-OUEST FILMS

20世紀最大のスパイ事件のひとつと言われるその驚くべき出来事は、1980年代初頭ブレジネフ政権下のソビエト連邦(ソ連)で起こった。KGB(ソ連国家保安委員会)のグリゴリエフ大佐が、自らが所属するKGBの諜報活動に関する極秘情報を、東西冷戦時代の敵陣営であるフランスに受け渡したのだ。しかもこの超大物スパイが提供した莫大な資料には、ソ連が長年調べ上げたアメリカの軍事機密や西側諸国に潜むソ連側スパイのリストなどが含まれ、まさに世界のパワー・バランスを一変させかねないほどの破壊力を秘めたトップ・シークレットだった。グリゴリエフのコードネーム〈フェアウェル(いざ、さらば)〉を冠して〈フェアウェル事件〉と呼ばれるこの空前のスパイ事件は、実際に当時のソ連を震撼させ、アフガニスタン侵攻の失敗とともに、のちの共産主義体制崩壊の大きなきっかけになったとされる。
何がグレゴリエフを、祖国を裏切るスパイ行為に駆り立てたのか。彼の情報は、どのようにしてフランス側へと渡り、超大国アメリカを動かしていったのか―。
監督は『戦場のアリア』のクリスチャン・カリオン。愛する息子と祖国のために死のリスクを冒すグリゴリエフを『アンダー・グラウンド』の映画監督エミール・クストリッツァ。民間人でありながらスパイ活動にのめり込んでいくフランス人技師ピエールに『戦場のアリア』のギヨーム・カネが演じ、その葛藤を繊細に表現した。
さらにクイーンの大ヒット曲「ウィ・ウィル・ロック・ユー」、かつて映画撮影が許可されたことのないパリのエリゼ宮殿を始めとする多彩なロケーション、そしてソニーのウォークマンなどの小道具なども、冷戦下の時代性や登場人物を効果的に肉づけしている。

洋画

監督+脚本:クリスチャン・カリオン 出演:エミール・クストリッツァ、ギヨーム・カネ、アレクサンドラ・マリア・ララ、インゲボルガ・ダプコウナイテ、ウィレム・デフォー

料金:一般1800円/学生1500円/中学・高校生1000円ほか
特製ポストカード(先着限定)付き、特別鑑賞券1500円発売中!

※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。

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