抵抗 死刑囚の手記より
上映・公演は終了しました。

(1956年/97分/モノクロ/フランス/デジタル上映)
フランス映画史に特別な地位を占めるブレッソン監督の初期の代表作。ドイツ軍占領下のフランス、ある士官の脱獄を決行する姿を、映像表現の可能性を追求する中で描き出す。
1943年、ドイツ占領下のフランス・リヨン市で、フォンテーヌ中尉は、脱走不可能で知られるモンリュック監獄に入れられた。彼は独房で脱獄のための準備を入念にはじめる。仲間をとおしてカミソリや安全ピンを手に入れ、食事のスプーンを研いでノミをつくり、ドアを少しずつ削る。
そんなある日、仲間のオルシニが脱獄に失敗し、銃殺された・・・。
世界映画史の中でも孤高な位置を占める、ロベール・ブレッソン監督(1901-1999)の代表作の一本である。寡作で知られ、『スリ』(59)、『少女ムシェット』(67)等でも、プロの俳優を使わず、音楽に頼らずに、感情を抑えた表現を貫いた。そして自作を映画と呼ばずにシネマトグラフと呼んだ。本作を観たジャン=リュック・ゴダール監督は「ドストエフスキーがロシアの小説に、モーツァルトがドイツの音楽に占める位置を、ブレッソンはフランス映画に占めている」と語った。原作は、1954年に発表されたドゥヴィニー少佐の手記だが、ブレッソン自身もドイツ軍の捕虜になった経験がある。原題は「ひとりの死刑囚が逃げた、あるいは風は自らの望むところに吹く」といい、「風は・・・」はヨハネによる福音書の第三章第八節から引用された言葉である。撮影は実際にリヨンのモンリュック監獄で行われた。
リバイバル
監督:ロベール・ブレッソン 撮影:レオンス=アンリ・ビュレル 原作:アンドレ・ドゥヴィニー 音楽:モーツァルト「ミサ曲 ハ短調」K427より
料金:当日一般1,800円/学生1,300円(平日学割1,000円)/シニア¥1,000
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。







