ガレオン船が運んだ友好の夢
上映・公演は終了しました。

「マントン・デ・マニラ」(絹製ショール)19世紀、中国、フランツ・マイヤー博物館蔵
1609年9月、フィリピンでの臨時総督としての任期を終え、ヌエバ・エスパーニャ(現メキシコ、当時のスペイン福王領)への帰国の途についていたロドリゴ・デ・ビベロが乗船するガレオン船サン・フランシスコ号が、日本近海で嵐に遭遇し、現在の千葉県御宿町の沖で座礁しました。近隣の住人たちの献身的な救助活動により一命をとりとめたロドリゴ・デ・ビベロは、江戸城にて二代目将軍徳川秀忠、駿府城にて徳川家康に謁見する機会を得ました。そして、日本とヌエバ・エスパーニャおよびスペインとの間に友好関係を築くための協定を提案し、家康・秀忠から友好的な返答を受け取ると、幕府が建造した船サン・ブエナペントゥーラ号に乗って1610年、ヌエバ・エスパーニャへ帰還しました。
しかし、1624年に日本がこれらの国に対する門戸を閉ざしてしまったため、ロドリゴ・デ・ビベロが夢見た日本とメキシコ(ヌエバ・エスパーニャ)との交流は途絶えてしまいます。その後、両国間の交流が再開したのは、250年以上の時が流れた後のことでした。1888年、日本とメキシコは日墨修好通商航海条約を提携しますが、この条約は開国後の日本画諸外国と結んだ条約のなかで初めて両国の主権平等をうたったものでした。そして現在、日本とメキシコとの間の絆はより強いものとなっています。
今回の展示では、日本とメキシコとの交流の歴史を取り上げるとともに、1609年のロドリゴ・デ・ビベロの乗船したサン・フランシスコ号が日本に漂着した背景にある、メキシコのアカプルコとフィリピンのマニラとの間で行われていたガレオン貿易についても紹介します。
◯新大陸講座
第59回 2月21日(日)
「東西を結んだ海上の道 ガレオン貿易」 榊 玲子(たばこと塩の博物館学芸員)
「17世紀のメキシコに定住した日本人たち」 林屋 永吉(元スペイン大使)
第60回 2月27日(土)
「日本-メキシコ 400年前の出会い」 クリスティーナ・バロン(イベロアメリカ大学教授)
※通訳がつきます
※いずれも午後2時から1階視聴覚ホールにて開催。当日先着80名。参加費無料(入館料は必要です)。
※いずれも当日、午前10時より整理券を配布します。ただし、整理券の配布は1名様につき1枚限りとさせていただきます。
ミュージアム
料金:一般・大学生100円、小中高校生50円
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。







