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心の眼 稲越功一の写真

上映・公演は終了しました。

「Maybe, maybe」より 1971年

1960年代後半から顕著になるプライベートな眼差しで日常的な光景を切り取った稲越功一(1941-2009)の写真表現は、その後の日本の写真に新たな水脈をもたらしたといってもいいだろう。稲越功一は、コマーシャル写真家として活躍を始めると同時に、自分自身のために写真を撮り始め写真集『Maybe Maybe』(1971)を刊行し、シリアス・フォトの写真家として注目を集めてきた。その後も、コマーシャル写真家や肖像写真家として多彩な活動を展開する一方、プライベートで純粋なスナップショットの眼差しで風景を撮影し続け、写真集『記憶都市』(1987)、『Out of Season』(1996)、『Ailleurs』(1996)などを刊行。
本展覧会では、70年代初頭に注目されたスナップショットの眼差しの系譜を、日常的な光景をモノクロームでとらえた作品を中心に、写真家稲越功一の原点だけではなく、シリアス・フォトの眼差しがとらえた時代の風景、時代の感性を見て取れるに違いない。

[稲越功一の写真世界の真髄を紹介]
稲越功一はコマーシャルの写真家としてスタートし、のちに肖像写真家として多彩な活躍を見せてきた。また、「Maybe Maybe」に始まる、何気ない日常の光景を鋭い眼差しで切り取ったモノクローム作品で、幅広いファンを魅了。本展では、日本におけるスナップショットの系譜を明らかにし、純粋な姿勢で写真を撮り続けた稲越氏の多彩な表現の原点を展覧、東京の美術館では初めての個展となる。

[稲越功一が最後に伝えたかったものとは?]
2009年2月25日に逝去した稲越は、生前からこの展覧会に並々ならぬ精力を注ぎ、慎重に準備を進めてきた。奇しくも没後初の個展となった本展では、「Maybe Maybe」、「Meet Again」、「Out of Season」、「Ailleurs」、「記憶都市」の各シリーズと、最近5年間のモノクローム作品(「Recent Work」)を中心に、生前の計画通りに、稲越氏が表現したかった写真世界を忠実に展示予定。

--- 担当学芸員によるフロアレクチャー ---
会期中、毎月第2・第4金曜日16:00より担当学芸員による展示解説を行います。
※当日有効の展覧会チケットをお持ちの方は、どなたでもご参加いただけます。

--- 講演会「稲越功一を語る」 ---
日時:2009年10月4日(日)14:00〜16:00
講師:宮崎皓一(写真家)×金子隆一(東京都写真美術館専門調査員)
会場:1階創作室
※当日10:00より本展覧会半券をお持ちの方に1階受付にて整理券を配布します

--- 展覧会カタログのご案内 ---
展覧会開催に関連して、担当学芸員の企画・監修による書籍を発行します。
1971年、初作品集『Maybe,maybe』を刊行した版元によるシリアス・フォトグラファー稲越功一の生涯に渡る感性の源泉を伝える写真集。
『Mind’s Eyes 心の眼−稲越功一の写真』
企画監修:東京都写真美術館
発行:求龍堂
定価:2,940円(税込み)
※当館ミュージアムショップ(ナディッフ バイテン03-3280-3279)および全国の有名書店でお求めいただけます。

学び

稲越功一

料金:一般 700(560)円/学生 600(480)円/中高生・65歳以上 500(400)円
※( )は20名以上団体および東京都写真美術館友の会、上記カード会員割引
※小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料
※第3水曜日は65歳以上無料料

※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。

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