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花と兵隊

上映・公演は終了しました。

2009年/日本/配給:安岡フィルムズ/©2009 Yojyu Matsubayashi

太平洋戦争中、約19万人の日本兵がその尊い命を失ったビルマ。
 『花と兵隊』はダイ・ビルマ国境付近で敗戦を迎えた後、祖国に還らなかった6名の兵士、すなわち「未帰還兵」を描いたドキュメンタリー映画である。敗戦から60余年を隔て、戦争の記憶が薄れつつある現代、90歳前後の彼らを撮影当時20代だった松林監督がとらえた映像作品。
高齢になった未帰還兵たちは今、何を思うのか?
2005年から3年に渡る長期取材で松林監督がその疑問に挑み、もうひとつの戦後史とも言える彼らの暮らしぶりを見つめ、時には彼らと生活を共にしながら新たな証言を記録。それはある未帰還兵の現代日本への遺言となった。製作中、2名が鬼籍に入ったからだ。

土地に根を張り、花を咲かせた彼ら。
生きるとは?家族とは?
そして戦争とは何か?

 敗戦後、自らの意思で所属部隊を離れ、現地に残った日本兵たち。彼らは軍隊で培った技術を活かし、その土地に根付いた。ある者は医療技術を、別の者は農業用のポンプ施設を土地に残すなど、戦後の復旧に貢献。そして彼らは新しい家族を築き、とりわけ妻たちの存在が異郷の地に生きる彼らを支えることとなる。夫婦が揃って当時を物語る時の表情や何気ない目配せがその営みの確かさを物語る。今でも彼らは子や孫たちと餅をつき、蕎麦を食べ、祖国を懐かしんでいる。
しかし、そんな望郷の想いを引き裂くようにやがて質素な部屋の一角で壮絶な戦争の記憶が語られはじめる...なぜ彼らは日本に還らなかったのか。
 南国の激しい雨の隙間、晴れやかな日差しの中で穏やかに老後を迎える元兵士たちの平和な日々に、漆黒の時代の闇が潜んでいる。

邦画

監督:松林要樹

料金:施設参照

※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。

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