buy a suit スーツを買う
上映・公演は終了しました。

2008年/日本/47分/配給:スローラーナー/©2008 Jun Ichikawa office Ltd.
「もうわたしら、確かめ合うのやめよ…
生きとったらあかんとか、生きなあかんとか、そんなん確かめんの、もうやめよ
確かめ合おうとするさかい みんな、わやになってしまうんやんか…」
『buy a suit スーツを買う』の中で、今は浮浪者になっている夫ヒサシとその妹のユキさんと再会したトモ子は、こんな台詞を口にします。
「この台詞を思い出すと、なんだか勇気がわいてくる。」
市川準監督が遺したメモには、こんな言葉が書かれていました。
もうご存知だと思いますが、市川準監督は、この作品の本編集を終えた2009年9月19日未明に急逝されました。
『BU・SU』から始まり、『東京夜曲』、『トニー滝谷』と、これまで17本の長編劇映画を作られた市川監督が、「勢いだけで描いた“線”のような」、「ヌーベルヴァーグが16mmのカメラを持ち、外に飛び出してノーライトで映像を撮りはじめた当時の“初心”のようなものが、今回、自分の気持の中にもあったような気がする。」と、昨年の12月、自らもカメラを回し、出演を普段からキャラクターが面白いと思っていたCMの仕事仲間に依頼して、作られた作品です。
妻と別れ、失踪した兄を大阪から探しにきたユキ。
兄を取り巻く人たち、そして、東京はダメになってしまった、と呟く兄との再会。オール“関西弁”で紡がれる会話と、東京の風景。この作品は、とてもささやかな生の営み…東京の片隅で、焦燥感と空虚感の間を揺れながら、そっと繋がって生きる人たちの心模様を、切なくも温かく映し出した作品です。
邦画
監督:市川準 出演:砂原由起子、鯖吉、山崎隆明、三枝桃子、松村寿美子、佐藤慎一、柏木慎一、宍戸貴義
料金:施設参照
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。







