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稲嶺盛吉展−琉球稲嶺ガラスに宿る沖縄の…

上映・公演は終了しました。

白雲台付鉢 25×24×11.5cm

■日現代の名工。世界が認めた稲嶺盛吉の”琉球稲嶺ガラス”

沖縄、琉球ガラスの世界において“現代の名工”とされ、“琉球稲嶺ガラス”と呼ばれるガラス作品を52年に渡って創作している作家・稲嶺盛吉(いなみねせいきち)。その最大の魅力は、ガラスの中で弾け、まるで海の中で輝いているような無数の「泡」と言えます。
また、たゆたう波のように柔らかな流線型のフォルム、珊瑚礁の華麗な赤や、深海を思わせる青のグラデーション…鮮やかな色彩を放つ稲嶺の泡ガラスは、人々の心を捉え続けています。

沖縄で手吹きによるガラス工芸が盛んになったのは、戦後、アメリカ軍統治の時代です。稲嶺は、まだ物資が乏しいこの頃、軍施設から大量に出るコーラやウイスキーなどの廃棄ガラスに着目。しかし、再生ガラスでは、ガラスの世界で不良品と評される「泡」がどうしても出てしまい、色彩表現でも使える着色剤に制約があるーー目指すオリジナルの琉球ガラスへ、手探りで挑む日々が続きました。

試行錯誤の末、消えない泡をあえて表現として生かすことを考え、稲村は着色にも独自の工夫を凝らしていきます。無色の廃瓶に、米ぬか、コーヒー、ときにはカレー粉などを混ぜ、様々な色の泡を表現。
その独創性ゆえ認められるには数年を要しましたが、京都で催した個展では、作品が完売。稲嶺のガラスは、まず県外で注目を集めていきました。
また、稲村はその飽くなき探求心で、コーラ瓶、備長炭、黒砂糖を組み合わせ、再生ガラスで初めて赤を出すことに成功しました。その美しい紅色から名付けられた「紅珊瑚花器」は、第6回モナコ日本文化フェスティバルで「モナコ公国名誉賞」を受賞。“琉球稲嶺ガラス”は、世界で認められこととなります。

「出来上がるまでどんな色、泡、形になるかは予測不可能」と稲嶺は語ります。「インスピレーションと偶然から生まれる美がガラスに宿り、自分を掴んで離さないのだ」とも。イメージに囚われない独創性は留まることを知らず、昨年はガラスの世界で初めてガラスに沖縄の赤土を混ぜた作品を発表し、愛知、福岡、広島、千葉で巡回展を開催しました。

本展では、より理想的な白を求めてマグロの骨を溶け込ませた近年の作品を含め、食器や大型作品も出品予定。この機会に、世界が認めた“琉球稲嶺ガラス”の世界を楽しんでみてはいかがでしょうか?

画廊・ギャラリー

稲嶺盛吉

料金:入場無料

※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。

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