野依幸治 −Panorama−
上映・公演は終了しました。

「叱られる少年」2009 油彩 砂 キャンバス 162×130.3cm
■迷い込む、空間のパズル
Bunkamura Galleryでは、2006年「Bunkamura Art Show 2006」、2007年「phantasia」と、これまでグループ展を通して紹介してきた野依幸治作品を、今回初めて個展にて展示します。
野依の描く風景は現実に存在しません。建物を構成しているドアや窓などの要素を切り取り、自由に組み合わせて想像の世界をつくっています。組み立ててはまたくずし、再構築する。その繰り返しが、いつの間にか一つの風景を出現させていくのです。
砂壁を想起させる野依独特の質感は、都会の路地にあるストリートペインティングのように、フレームに収まらずに外側へと広がってゆきます。そして、一定のトーンを保つ緩やかな色調と重なり、薄靄に覆われた見知らぬ日常へ…
本展では、大型作品約8点によって、それぞれが関連性を持つ「街並」と「室内」の風景が、180°に広がる空間を生み出します。「街並」で登場した建物の室内風景が「室内」へ繋がる、という様に展開していくねじれた空間ーーそれは、かつてアンリ・マティスが室内を描いた作品中に別の自作を掛けていたように、エッシャーが観者を彼の迷宮に誘い込むように。
合わせて、小作品約15点と新作も紹介される予定です。
野依幸治のつくり出す「どこにも無い場所」は、私たちをどこに連れて行ってくれるのでしょうか?
画廊・ギャラリー
野依幸治
料金:入場無料
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。







