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ジュリエット・ビノシュ レトロスペクテ…

上映・公演は終了しました。

画像:『隠された記憶』より

■上映作品
『ゴダールのマリア』 Je vous salue Marie de Jean-Luc Godard
(フランス=スイス=イギリス/1984年/110分)
監督:ジャン=リュック・ゴダール 出演:ミリアム・ルーセル/ティエリ・ロード/ジュリエット・ビノシュ
聖母マリアの処女懐胎とキリストの誕生が現代の背景で描かれる。女学生マリーはある日天使ガブリエルから”受胎告知”を受け、処女のまま妊娠する。一方、マリーに思いを寄せるタクシー運転手のジョゼフは彼女と生まれてくる “神の子”を受け入れようと決心する。両親の別れを体験した11歳の少女マリーの心の移ろいを描くアンヌ=マリー・ミエヴィル監督の短編『マリーの本』との併映。

『家族生活』 La Vie de famille de Jacques Doillon
(1985年/95分)
監督:ジャック・ドワイヨン 出演:サミ・フレー、マラ・ゴエ、ジュリエット・ベルト、ジュリエット・ビノッシュ
後妻とその連れの娘の間に挟まれ、疲れた男エマニュエルは、先妻との間にもうけた実の娘との週末の面会に出かける。父と娘とが旅を通してお互いの愛を獲得するまでを描くロード・ムービー。「ドワイヨンの映画は台詞がきちんと描かれていて、ある思想、ある話し方がそこにすでに存在しているのですが、それを通して、俳優は大きな自由を与えられます。(義理の父の前で裸になるシーンですが)、ブラウスを脱ぐという指示はもちろんドワイヨンの指示ですが(笑)、その他はちょっとした動き以外はたいした指示はなく、ステディカムで、ほとんど長回しで自由に撮られていました」。(J・ビノシュ)

『汚れた血』 Mauvais Sang de Leos Carax
(フランス/1986年/125分)
監督:レオス・カラックス 出演:ドニ・ラヴァン/ジュリエット・ビノシュ/ミシェル・ピコリ
愛のないセックスで伝染する死の病 « STBO »が蔓延する近未来のパリ。彗星の接近で街は異常に暑い。アレックスは死んだ父の友人・マルクにSTBOの特効薬を盗む計画に誘われ、やがてマルクの愛人・アンナを愛するようになるが、彼女はマルクのことしか口にしない。主演のドニ・ラヴァンが魂を燃やし尽くすようにパリを疾走する。

『ポンヌフの恋人』 Les Amants du Pont-Neuf de Leos Carax
(フランス/1991年/125分)
監督:レオス・カラックス 出演:ドニ・ラヴァン/ジュリエット・ビノシュ/クラウス=ミヒャエル・グリューバー
パリで最も古い橋、ポンヌフ橋。そこを住みかにしている大道芸人で浮浪者のアレックスと、不治の眼の病に冒されている画家の女性ミシェルの狂気の愛の物語。「『汚れた血』と『ポンヌフの恋人』の世界はそれぞれとても異なっています。『汚れた血』は映画好きな青年によって想像された世界で、彼自身が言っているように「取り返しのつかない者」の夢を通して構築されています。『ポンヌフの恋人』では、彼の世界観や夢に現実を対峙させています。もっと生に近いところ、人間の悲惨な部分、貧困などに近づきたいと願ったのです」。(J・ビノシュ)

『トリコロール/青の愛』 Trois couleurs:Bleu de Krzysztof Kieslowski
(フランス=ポーランド=スイス=イギリス/1993年/100分)
監督:クシシュトフ・キシェロフスキ 出演:ジュリエット・ビノシュ/ブノワ・レジャン/エレーヌ・ヴァンサン/エマニュエル・リヴァ
「十戒」が現代ではどのように作用しているかを描こうと作り上げたトリコロール3部作の1作目。自由を表す“青”を基調とした映像に、物語のキーとなる音楽が印象的に用いられている。作曲家だった夫と娘を亡くしたジュリーは、過去を全て捨てる決意をするが、夫の友人や知人、何より脳裏には彼が作曲中であった旋律が流れ続け、焦燥感に駆られてゆく…。「キシェロフキの偉大な力は、感傷主義を排するところでした。ちょっとでも感情を持ち込むと、拒否されました。でも最後のシーンで涙を流してもいいかと聞くと、ワンテイクだけ涙を流すのを許してくれました。結局、彼は編集でそのショットをキープしていました!」。(J・ビノシュ)

『イングリッシュ・ペイシェント』 Le Patient anglais(The English Patient)de Anthony Minghella
(アメリカ/1996年/160分)
監督:アンソニー・ミンゲラ 出演:レイフ・ファインズ/ジュリエット・ビノシュ/ウィレム・デフォー/クリスティン・スコット・トーマス
第二次世界大戦下、撃墜されたイギリスの飛行機から、全身に火傷を負った男が助け出された。記憶を失っていたために“英国人の患者”と呼ばれることになった彼は、収容された野戦病院で看護婦ハナの介護を受け、断片的に甦る思い出をハナに聞かせる。彼はハンガリーの伯爵家柄に生まれた冒険家で、サハラ砂漠で地図作りに没頭していた。協会のスポンサーとして夫と共に参加していたキャサリンと愛し合うが、夫に関係がばれてしまう。一方で戦争の機運が高まってゆき…。本作で看護婦ハナを演じたビノシュは見事、アカデミー賞助演女優賞を受賞。

『年下のひと』 Les Enfants du siècle de Diane Kurys
(フランス/1999年/135分)
監督:ディアーヌ・キュリス 出演:ジュリエット・ビノシュ/ブノワ・マジメル/ロバン・ルヌーチ
女流作家ジョルジュ・サンドと詩人アルフレッド・ド・ミュッセの短くも激しい愛を描く。夫と別居し、子供を連れて移り住んだパリで小説を発表し始めたサンドは、作品の内容とともに自身もスキャンダラスな存在として世間を騒がせていた。6歳年下のミュッセと出会い瞬く間に恋に落ちるが、幸福を求めるサンドと不幸を愛するミュッセとの関係は長くは続かなかった・・・。この作品での共演によって、ビノシュとブノワ・マジメルは実生活でも恋に落ちた。

『ショコラ』 Chocolat de Lasse Hallström
(アメリカ/2000年/121分)
監督:ラッセ・ハルストレム 出演:ジュリエット・ビノシュ/ジョニー・デップ/ジュディ・デンチ/レナ・オリン
伝統と規律を守り静かに生活を送る小さな村に、ある日謎めいた母娘があらわれ、チョコレート・ショップを開店する。人々は次々と村の掟を吹き飛ばす二人の美しい新参者を訝しく思うが、美味しいチョコレートと店主ヴィアンヌの不思議な魅力に閉ざされた心が解き放たれていく。やがて村にジプシーの一団が現れ、ヴィアンヌは彼らを村に招き入れるが、その自由な振る舞いが村の指導者の反感を買い…。ミステリアスなヴィヴィアンヌをビノシュはチャーミングに演じている。

『シェフと素顔とおいしい時間』 Décalage horaire de Danièle Thompson
(フランス/2001年/86分)
監督:ダニエル・トンプソン 出演:ジュリエット・ビノシュ/ジャン・レノ/セルジ・ロペス
恋人から逃げる女と恋人を追いかける男が、足止めされた空港で図らずも一夜を共にするハメとなり、反目しながらも次第に惹かれ合っていく姿をロマンティックに描く。パリ、シャルル・ド・ゴール空港、25時。突然のストでメキシコ行きの飛行機が飛ばないことを知り愕然とするローズ。彼女は、暴力的でしつこい恋人セルジオから一刻も早く逃げようと慌てふためいていた。一方フェリックスは、別れた恋人に会うためアメリカからミュンヘンへ向かう途中、悪天候でこの空港に足止めを喰らっていた。

『隠された記憶』 Caché de Michael Haneke
(フランス=オーストリア=ドイツ=イタリア/2005年/115分)
監督:ミヒャエル・ハネケ 出演:ダニエル・オートゥイユ/ジュリエット・ビノシュ/モーリス・ベニシュー
美しい妻と息子と幸せな生活を送っていたジョルジュのもとに1本のビデオテープが届けられる。テープには彼らの家が正面から映されていただけだったが、次第にエスカレートしていき、それらの映像はジョルジュの隠された記憶を呼び起こす・・・。「ミヒャエルは、裏切りや、人の弱さに結びついた不快感について考察すように観客を導きます。彼にとって映画は政治的なメッセージを伝えるものです」。(J・ビノシュ)

特集上映・映画祭

監督・出演:左記参照

料金:施設参照

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