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WE ARE THE PINK SCHOOL! 日本性愛映画史…

上映・公演は終了しました。

photo:「痴漢電車 下着検札」(滝田洋二郎)より/©新東宝映画

1960年代初頭に誕生して以来、脈々と製作が続けられている日本のピンク映画。あくまでもドラマにおける性愛表現を追求したそのスタイルは、世界のポルノ映画史の中でも希有な存在である。条件を満たせば、内容については自由な映画作りができ、野心的な作品が多く生み出された。また、有名映画のパロディや、ニュース性の高い事件をすぐに映画化するなど、気取らずに面白さを追求するスタンスが映画ファンの心を掴んできた。
 近年では日本映画における未発見のジャンルとして海外でも注目されており、ニッポン・コネクション(ドイツ)、ロッテルダム国際映画祭(オランダ)、ウディネ映画祭(イタリア)、ピンク・フィルム・フェスティバル(韓国)などで特集上映が行なわれている。
 低予算で量産されるピンク映画の現場は映画の学校でもあった。小規模な現場ゆえに、監督にはプロデューサー的な資質も求められ、演出以外にも映画製作の全てを学ぶことができた。滝田洋二郎(『おくりびと』)、周防正行(『それでもボクはやってない』)、瀬々敬久(『感染列島』)、黒沢清(『トウキョウソナタ』)……、今や日本映画を支えているのはピンク映画で映画作りを学んだ監督たちだ。
 ベルリン国際映画祭で上映され、「国辱映画」と物議を醸した若松孝二監督『壁の中の秘事』(1965)など初期の代表作、山本晋也や高橋伴明、滝田洋二郎らが活躍した70〜80年代、新たなファン層を開拓した“ピンク四天王”、“ピンク七福神”、そして、竹洞哲也や城定秀夫ら、将来を嘱望される新進監督たち、各時代を代表する全42作品を一挙公開。かつてない規模でピンク映画史の全貌が明らかになる!

■上映作品
若松孝二監督(『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』)『壁の中の秘事』(1965/74分)
ベルリン映画祭出品で一躍名を知らしめた若松プロ第一回作品。団地を密室として捉えた閉塞感が全篇に漂う。

向井寛監督(ピンク映画勃興期からの巨匠)『ブルーフィルムの女』(1969/80分)
借金返済に窮した株師の悲劇とその娘の復讐譚を鮮やかな映像で描く。松竹で戦前人気を博した藤井貢が出演。

高橋伴明監督(『禅 ZEN』)『歓びの喘ぎ 処女を襲う』(1981/62分)
公害問題、近親相姦、右翼団体など、タブーなテーマを力強く描き出した、高橋伴明監督ピンク後期の力作。

山本晋也監督(「未亡人下宿」シリーズが大ヒット)『特殊三角関係』(1972/73分)
お茶の間でおなじみの山本晋也「カントク」のコメディセンスが爆発。「トゥナイト」で発掘された珍作。

井筒和幸監督(『パッチギ!』)『行く行くマイトガイ 性春の悶々』(1975/65分)
井筒和幸が自主制作したピンク映画にしてデビュー作。関西の片田舎で生きる若者の倦怠が等身大に描かれる。

滝田洋二郎監督(『おくりびと』)『痴漢電車 下着検札』(1984/64分)
張作霖爆死の際に失われた黒真珠をめぐって展開するミステリー。竹中直人が全篇松本清張の物まねで怪演。

廣木隆一監督(『ヴァイブレータ』)『ぼくらの季節』(1983/60分)
廣木隆一初期傑作として名高いゲイポルノ。子供を欲しがるゲイカップルと女のトライアングルを爽やかに描く。

磯村一路監督(『がんばっていきまっしょい』)『緊縛 鞭とハイヒール』(1985/62分)
80年代“緊縛”ものを連作した磯村一路の快作。脚フェチの主人公の倒錯した愛の物語を濃密な映像で見せる。

周防正行監督(『それでもボクはやってない』)『変態家族 兄貴の嫁さん』(1984/62分)
『晩春』で原節子が嫁いだ先は変態家族だったという設定を、緻密に小津を再現して成立させた周防正行処女作。

黒沢清監督(『トウキョウソナタ』)『神田川淫乱戦争』(1983/60分)
川向こうの一室で母に犯される少年の救出を試みる少女たちの奮戦を奔放に描いた黒沢清商業映画デビュー作。

瀬々敬久監督(『感染列島』)『アナーキー・イン・じゃぱんすけ』(1999/68分)
一本の大木をめぐる子盗りの女と中年男三人の年代記は、やがて神話的なまでに崇高な物語へと昇華される。

サトウトシキ監督(『愛妻日記』)『不倫日記 濡れたままもう一度』(1996/59分)
カルチャーセンター講師との不倫の果てに幽霊となった女を主人公に寓話ならではの情感あふれた物語が展開。

いまおかしんじ監督(『たまもの』)『痴漢電車 感じるイボイボ』(1996/63分)
失踪した恋人を捜して彷徨う男と出会う少女。孤独な男女の頽廃的な愛欲を情念たっぷりに描き出した監督第二作。

※チラシの作品解説より抜粋

特集上映・映画祭

監督:左記参照

料金:一般1,400円
/学生・シニア・会員1,000円
/前売券1,200円

※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。

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