BOY A
上映・公演は終了しました。

2007年/イギリス/107分/配給:シネカノン/©Cuba Pictures (Boy A) Limited 2007
胸が痛いほどエモーショナル。ブリティッシュ・インディーズの感動作。
まるで幼い少年のようにはにかんだ笑顔を見せる青年。彼は、“新しい名前”を選ぶ。ジャック・バリッジ。今、初めて大人の世界に歩み出す。そして彼は、本当の過去を決して誰にも知られてはならない。たとえどんなに愛する人であっても。
『BOY A』は、英国期待の若手作家ジョナサン・トリゲルの受賞小説を、『ダブリン上等!』で才能を煌めかせたジョン・クローリーと脚本マーク・オロウのコンビが映画化。ひとりの青年の心の傷、希望、孤独をエモーショナルに描きながら、観客に深い問いかけをする。ベルリン映画祭受賞に始まり、本国イギリスでは栄誉あるBAFTAで主要4賞獲得、先頃公開のアメリカでも大絶賛された。衝撃的でありながら瑞々しいブリティッシュ・インディーズの傑作である。
次代のスター、主演アンドリュー・ガーフィールドの魅力。
まず目を奪われるのは、主人公を演じる英国の新星アンドリュー・ガーフィールドの素晴らしさだ。舞台出身で数々の新人賞に輝いた後、トム・クルーズ、メリル・ストリープ共演の『大いなる陰謀』で映画デビュー。ロバート・レッドフォード監督に「たいへんな掘り出し物の発見!」と言わしめ、本作後はテリー・ギリアム監督の新作でジョニー・デップらと共演している将来のスター候補。
繊細で力強い演技とともに、すんなり伸びた手足、細く長いうなじ、無垢な瞳から溢れるナイーヴな少年らしさに、思わず観客は彼を愛おしく感じる。その魅力が、この映画の重要なテーマを引き出す牽引力になっている。
名優ピーター・ミュランを始めとする英国らしいアンサンブル。
ジャックの後見人であるソーシャルワーカー、テリーを演じるのは『マイ・ネーム・イズ・ジョー』でカンヌ主演男優賞の栄誉に輝いたベテラン俳優ピーター・ミュラン。ジャックと父子のような関係を築きながら、実の息子とは心をわかちあえない難しい役柄を、さすがの名演で見せる。
他に「ステレオタイプになりがちな役を、本当の美しさで輝かせた」と絶賛された、ジャックの恋人ミシェル役のケイティ・リオンズ、ジャックを知るにつれて親友となっていく同僚クリスに『華麗なる恋の舞台で』のショーン・エヴァンス。イギリス映画らしい実力あるキャストが新星ガーフィールドを支えている。
先入観なしで、少しずつ主人公を知る。ラスト、あなたの心が大きく揺れる。
『BOY A』の監督、脚本、そして俳優たちが口を揃えるのが「先入観なしで、主人公と出会って欲しい」ということ。この映画で最も大切なのは、映画が進むとともに、観客が少しずつ主人公を知っていくという構成だ。
そして彼が過去にしたことを知った時、映画は問いかける。「人は新しく生き直せるのか」「人が生き直すことをあなたは受け入れられるのか」と。おそらく、この問いは見る人の心を大きく揺さぶる。
クローリー監督はこう語る。「この映画は観客たちに、自分が持っていた先入観を思い起こさせます。ある意味、これは“先入観”へのチャレンジともいえるでしょう」。
洋画
監督:ジョン・クローリー 出演:アンドリュー・ガーフィールド、ピーター・ミュラン、ケイティ・リオンズ、ショーン・エバンス
料金:施設参照
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。







