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平川典俊個展 「正面玄関」

上映・公演は終了しました。

Noritoshi Hirakawa
[ Kazumi Gotou, 11:25 A.M., Aug 3, 2008, Yokohama, Kanagawa ]
Silver Gelatin Print
350 x 500 mm
2008

この度NANZUKA UNDERGROUNDは、国際的に活躍しているコンセプチュアル・アーティスト、平川典俊による新作個展を開催する運びとなりました。

平川は、これまでHermes Forum, (東京)、Museum of Moderne Kunst Frankfurt(フランクフルト)、Wako Works of Art, (東京)、Galerie Emmanuel Perrotin (パリ)、Zeno X Gallery (アントワープ)、Deitch Projects (NY)にて個展を開催しています。また、Venice Biennale (1994)などの国際展を含め、近年ではP.S.1(NY)、 Leeum (ソウル)、Museum Kunst Palast(デュッセルドルフ)などのグループ展にも参加しています。その作品は、ボルドー現代美術館、SMAK美術館、フランクフルト現代美術館、東京都現代美術館などに収蔵されるなど、国際的にも高い評価を得ています。

平川典俊は、自殺者が最後に見た風景を描写する事によって人間の避けがたい死への誘いと恐怖を表した「S」、公共の場所での下着を見せることによって隠微された女性の欲望を表出した「The reason of Life」、日本の社会制度とその中に生きる人間の身体的衝動のせめぎ合いを路上で下着を脱いでしゃがんだ女性像というスキャンダラスなイメージによって表した「東京の夢」など、常にその作品を通して社会の矛盾やタブーに挑み続け、偽らざる真実を視ようと探求を続けているアーティストです。


今回の個展において、平川典俊は渋谷という街に焦点を当て、この街に集まる若い女性の姿を通して現代の日本社会における娘と親の間のコミュニケーションに関する問題を考察します。2008年現在の日本社会において、多くの娘は親の知らない日常を生き、一方で時として親は家族という共同体の維持のために表層のモラルを娘に強要しています。その抑圧の影で、家族の一員を演ずる娘の現実が、家族の架空の現実から浮遊し、その本当の存在意義が消失していることに多くの人は気づいていません。今回展示される作品は、「親の知らない娘の姿と、娘の現実を認知する親の姿」いう本来あるべき親子間の偽りなきコミュニケーションを象徴する写真のシリーズ「正面玄関」と「私の提案」からなります。

本作品は、最近の日本社会における象徴的な事件(親を困らせる目的で行われた無差別殺人やバスジャック、子供の虐待、あるいは親殺しといった事件など)によって表面化している親子間のコミュニケーションの崩壊についての問題提起として制作されました。

本展覧会に向けて、平川は次のように語っています。「アートの本来的な機能は、制度が作り上げた社会の常識や世間の目にとらわれることなく、人間存在の本質的な意味やあり方を問いその視点から新しいあるべき嘘のない人間の生き方を社会に示していくことでもあると思っています。」

本展を皆様にご高覧頂ければ、幸いでございます。

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平川典俊

料金:入場無料

※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。

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