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イタリア萬歳!

上映・公演は終了しました。

画像:『マルチェロ・マストロヤンニ 甘い追憶』2006年/イタリア/102分/配給:クレストインターナショナル/©2006 surf film-orme-acab

ヴィスコンティ、フェリーニらを輩出したイタリア映画の黄金時代を回顧する。

■上映作品
『若者のすべて』公開:1960年
監督:ルキノ・ヴィスコンティ 主演:アラン・ドロン、アニー・ジラルド、レナート・サルヴァトーリ、クラウディア・カルディナーレ、カティーナ・パクシヌー
パロンディー一家は長男のヴィンチェを頼り、南部から大都市・ミラノへと移住を決意する。次男のシモーネはボクサーとなり、名を上げるも娼婦のナディアに夢中になり、次第に身を持ち崩す。
やがてナディアは三男のロッコと愛し合うようになり…。イタリア南部の移民問題に焦点をあて、ある家族の崩壊を描いたルキノ・ヴィスコンティの傑作。

『赤い砂漠』公開:1965年
監督:ミケランジェロ・アントニオーニ 主演:モニカ・ヴィッティ、リチャード・ハリス、カルロ・キオネッティ、ゼニア・ヴァルデリ、リタ・ルノワール
工場技師の夫と息子の三人暮らしのジュリアーナは、交通事故に遭って以来夫との関係が疎遠となり、精神も不安定になっていた。彼女は夫の出張を期に不倫に走るが…。高度成長時代のイタリアの殺伐とした工業都市を舞台に、人間の心の空洞と愛の不毛を描いたアントニオーニの初のカラー作品。

『靴みがき』公開:1946年
監督:ヴィットリオ・デ・シーカ 主演:リナルド・スモルドーニ、フランコ・インテルレンギ、アニエロ・メレ
第二次大戦直後の荒廃したローマで靴みがきをしながら生計を立てる少年パスクアーレとジュゼッペは、馬を買うという彼らの夢のために、占領軍の闇物資の横流しに手を出すが…。敗戦後の混乱も生々しい街の姿と、その中で生きる戦災孤児の悲劇を描いたネオ・レアリズモの代表作。

『道』公開:1954年
監督:フェデリコ・フェリーニ 主演:アンソニー・クイン、ジュリエッタ・マシーナ、リチャード・ベースハート、アルド・シルヴァーニ
粗野な大道芸人ザンパノは、貧しい家からジェルソミーナを買い取って各地を巡業するが、ある日綱渡りの少年をふとしたはずみで殺めて以来、ジェルソミーナの様子がおかしくなる。ニーノ・ロータの悲哀に満ちたメロディとジュリエッタ・マシーナの表情が激しく胸を打つ、巨匠フェリーニの傑作。

『崖』公開:1955年
監督:フェデリコ・フェリーニ 主演:ブロデリック・クロフォード、リチャード・ベースハート、フランコ・ファブリッツィ、ジュリエッタ・マシーナ、ロレッラ・デ・ルーカ
聖職者に成りすまして金品を巻き上げる詐欺師のアウグストとその仲間のホペルトとピカソは、仕掛け人の「男爵」から新たな仕事を請け負うが、アウグストの良心からある詐欺に失敗する。社会からはみ出し底辺で生きる者の精神的葛藤と、混濁した善悪の様相を厳しく見つめた一本。

『甘い生活』公開:1959年
監督:フェデリコ・フェリーニ 主演:マルチェロ・マストロヤンニ、アニタ・エクバーグ、アヌーク・エーメ、バーバラ・スティール、ナディア・、ラウラ・ベッティ、イヴォンヌ・フルノー、マガリ・ノエル
作家を夢見ながらもゴシップ記者に堕したマルチェロは、富豪の娘やスターとの酒池肉林の生活を送るが、友人スタイナー一家のおかげで作家への志を甦らせる。だがスタイナーは子供と共に自殺してしまう。愛する者の差し伸べる手から逃走し、矛盾と虚無意識を抱えながら生きる男の人生を壮絶に描いた傑作。

『山猫』公開:1963年
監督:ルキノ・ヴィスコンティ 主演:バート・ランカスター、アラン・ドロン、クラウディア・カルディナーレ、リナ・モレリ、パオロ・ストッパ、ジュリアーノ・ジェンマ、オッタヴィア・ピッコロ
19世紀後半のイタリア統一戦争時代のシチリア。名門貴族・サリーナ公爵は、貴族支配の時代が終焉を迎えることを悟っていたが、気丈に振舞っていた。サリーナ公爵が実子よりも目をかけていた甥のタンクレディは先を見据えて革命軍に参加し、やがて新興ブルジョワの娘と恋に落ちる。歴史的変革の時を迎えたイタリアの貴族社会の栄華と悲哀を描いた一大抒情詩。

『魂のジュリエッタ』公開:1966年
監督:フェデリコ・フェリーニ 主演:ジュリエッタ・マシーナ、サンドラ・ミーロ、マリオ・ピスー、シルヴァ・コシナ、ヴァレンティナ・コルテーゼ、カテリーナ・ボラット
夢幻的な映像で、夫婦の結婚生活の危機とジュリエッタの魂の解放が描かれる。平凡な主婦ジュリエッタにとって夫は全てだったが、夫は結婚記念日を忘れ、寝言で他の女の名を呼んでいた。若い愛人の存在を知った彼女は、次第に幼年時代の記憶を蘇らせてゆく。魔術的な色彩に彩られたフェリーニ初のカラー作品。

『ルートヴィヒ』公開:1972年
監督:ルキノ・ヴィスコンティ 主演:ヘルムート・バーガー、ロミー・シュナイダー、トレヴァー・ハワード、シルヴァーナ・マンガーノ、アドリアーナ・アスティ、ソニア・ペトローヴァ、ジョン・モルダー=ブラウン
19歳にしてバイエルン国王となったルートヴィヒ2世。従姉への思いを断ち切れないまま、国費の殆どを作曲家のワーグナーに費やしていたが、やがて戦いに敗れた彼はワーグナーにも裏切られ、
婚約していた従妹とも破談してしまう。撮影当時、心臓麻痺で倒れるもリハビリを乗り越え完成に至った。『地獄に堕ちた勇者ども』『ベニスに死す』に並ぶドイツ三部作を締めくくる作品。

『イノセント』公開:1975年
監督:ルキノ・ヴィスコンティ 主演:ジャンカルロ・ジャンニーニ、ラウラ・アントネッリ、ジェニファー・オニール、ディディエ・オードパン、マルク・ポレル
19世紀のローマ。貴族のトゥリオはジュリアーナという妻がいるが、テレーザという伯爵の未亡人に心惹かれてしまい、ついにはジュリアーナにテレーザと旅行に行きたいと許しを請う。ジュリアーナは作家のフィリップに関係を持つようになり…。妻が不義の子を身篭り、トゥリオは徐々に破滅していく。病に倒れ、車椅子での演出を余儀なくされた、ヴィスコンティの遺作となった作品。

『女の都』公開:1980年
監督:フェデリコ・フェリーニ 主演:マルチェロ・マストロヤンニ、アンナ・ブルクナル、エットレ・マンニ、ドミニク・ラブリエ
田園を行く列車に乗る、プレイボーイのスナポラツ。目の前に座ったグラマーな女性に目を奪われ、彼女の後を追ってしまう。たどり着いたホテルではウーマンリブの国際大会が行われ、世界中のありとあらゆる人種の女性が集まっていた…。やがてスナポラツは次々と女難に遭遇する。当時のウーマンパワーを象徴するような奇想に満ちた1本。

『ノスタルジア』公開:1983年
監督:アンドレイ・タルコフスキー 主演:オレグ・ヤンコフスキー、エルランド・ヨセフソン、デリア・ボッカルド、ドミツィアーナ・ジョルダ
18世紀にイタリアを放浪し、故国ロシアに帰れば奴隷になると知りながら帰国し自殺した音楽家サスノフスキーの足跡を辿って旅する、ロシアの詩人アンドレイと通訳の女エウジェニア。ロシア人が国外に出ると必ず襲い掛かるという病「ノスタルジー」をテーマに、タルコフスキーの詩的宇宙が展開する。

『ニュー・シネマ・パラダイス』公開:1989年
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ 主演:フィリップ・ノワレ、ジャック・ペラン、サルヴァトーレ・カシオ、マルコ・レオナルディ、アニェーゼ・ナーノ、プペラ・マッジオ、レオポルド・トリエステ
シチリア島の少年サルバトーレは、映画館パラダイス座の映写技師アルフレードを慕って自身も映写技師となる。その後島を出た彼が30年ぶりに帰ってくると、パラダイス座は廃館となっていた。深夜の野外上映会や、キスシーンのみを繋いだフィルムの映写場面などが忘れがたい名作。

『ジョバンニ』公開:2001年
監督:エルマンノ・オルミ 主演:フリスト・ジフコフ、デシスラヴァ・テネケディエヴァ、サンドラ・チェッカレッリ、セルジオ・グラマティコ、サーサ・ヴリチェヴィッチ
16世紀、ルネッサンス時代に実在した、若くして名を馳せた伝説の武将・ジョヴァンニ・デ・メディチの生涯を描いた1本。互いを尊重し、一対一で戦うことが美しいとされた騎士道の時代は過ぎ、技術革新によって火薬を使った武器により、相手の顔もわからないままに死んでいく時代となった。ジョヴァンニの生き様を通して生と死の美学を問いかける歴史超大作。

『復活』公開:2001年
監督:パオロ・タヴィアーニ、ヴィットリオ・タヴィアーニ 主演:ステファニア・ロッカ、ティモシー・ピーチ、マリー・ボイマー、セシール・ボワ、マリナ・ヴラディ、ジュリオ・スカルパティ
文豪・トルストイが10年もの歳月をかけて執筆した同名小説を映画化した、単なる悲恋ものではない1本。裁判所に陪審員として呼び出されたネフリュードフ。殺人の罪に問われた哀れな娼婦はかつて恋をし、自分の保身のために捨てた女であった。自責の念にかられ、地位と私財を投げうってまで彼女を救おうと奔走するが…。

『家の鍵』公開:2004年
監督:ジャンニ・アメリオ 主演:キム・ロッシ・スチュアート、アンドレア・ロッシ、シャーロット・ランプリング、アッラ・ファエロヴィック、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ
若き日に出産のため妻を失ったジャンニ。喪失感からその時、生まれた障害をもつ息子を手放してしまう。15年の時を経て、彼は息子をベルリンにあるリハビリ施設へ送り届けることになる…。ミュンヘンからベルリン、そしてノルウェーへ向う旅路の限られた時間の中で、戸惑いながらも少しずつ近づいていく父と子の関係を繊細に描いたロードムーヴィー。

『トリノ、24時からの恋人たち』公開:2004年
監督:デヴィデ・フェラーリオス 主演:ジョルジョ・パソッティ、フランチェスカ・イナウディ、ファビオ・トロイアーノ、フランチェスカ・ピコッツァ
孤独な青年・マルティーノはトリノの映画博物館で夜警をしながら映画漬けの日々を送っていた。ある日、彼が思いをよせるファーストフード店で働くアマンダが、バイト先の店長ともめてしまい、博物館の中に逃げ込んできたのをきっかけにマルティーノ、アマンダ、アマンダの恋人で車泥棒のアンジェロの三角関係が始まる。『突然炎のごとく』など、数々の名作にオマージュを捧げた1本。

『マルチェロ・マストロヤンニ 甘い追憶』公開:2006年
監督:マリオ・カナーレ、アンナローザ・モッリ 主演:アルマンド・トロヴァヨーリ、バルバラ・マストロヤンニ、キアラ・マストロヤンニ、
72歳でその生涯を閉じたイタリアの稀代の名優・マルチェロ・マストロヤンニ。ヴィスコンティやフェリーニら名監督に才能を認められ、160本もの映画に出演を果たし、私生活ではニタ・エクバーグ、フェイ・ダナウェイ、カトリーヌ・ドヌーヴら数知れない女優たちと浮名を流した。数々の記録映像と、多くの映画人のインタビューによって彼の人生を振り返るドキュメンタリー作品。

特集上映・映画祭

監督・出演:左記参照

料金:施設参照

※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。

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