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天安門、恋人たち

上映・公演は終了しました。

2006年/中国・フランス/140分/配給:タゲレオ出版/© LAUREL FILMS/DREAM FACTORY/ROSEM FILMS/FANTASY PICTURES 2006

1989年、6月。
自由を求める炎の中で、私はあなたに夢中だったー

2006年度、カンヌ国際映画祭。『天安門、恋人たち』は上映されるとすぐに、大きな物議を醸した。中国国内では未だにその話題がタブー視される1989年6月の天安門事件を、参加し制圧された学生たちの視点から描き、さらに中国映画ではかつてないほどの過激なセックスシーンが含まれていたためである。さらに、中国政府の許可を得ないままに国際映画祭に出品された本作に対して、政府当局から「技術的に問題がある」という理由で中国国内での上映禁止と監督の5年間の表現活動禁止という処分が下されることとなった。北京オリンピック開催を前に世界中の注目が中国に集まる2008年、ついにこの話題作が姿をあらわす。

監督は、チャン・ユアン(張元)やワン・シャオシュアイ(王小帥)らと共に中国映画第6世代の旗手と言われるロウ・イエ(婁燁/『ふたりの人魚』『パープル・バタフライ』)。自らも北京の学生として天安門事件に参加した経験を持つ監督は、自分たちの体験をありのままに表現すべく、事件直後からこの映画の構想を暖め続けていた。監督は、当局の過敏な反応に対しては「自分の映画で政治を扱ったつもりはない」と話す。しかし、本作には事件を昇華するのにその後の人生の多くの時間を費やした、この世代特有の「そこでしかあり得なかった」経験をリアリティを持って描き出している。

物語は1989年の天安門事件を契機として、現代中国社会の歩みを背景にひとりの女性の生き方を追う。主演女優ハオ・レイは、共演のグォ・シャオドンとともに中国映画史上初となった全裸のセックスシーンに果敢に挑戦。さらに物語の後半では、心の中にくすぶり続ける青春の残り火を持ちながら、新しい時代を生きようともがく主人公ユー・ホンを気迫をもって演じきった。ロウ・イエ監督は、「本作で描いたのは、急激な社会変化の中で見過ごされている、人々の心の中の混乱」であると語っているが、ユー・ホンの複雑な心境を見事に表したその演技は、国際的に高く評価された。

アジア

監督:ロウ・イエ 出演:ハオ・レイ、グオ・シャオドン、フー・リン、チャン・シャンミン、ツアン・メイホイツ、ツゥイ・リン、パイ・シューヨン

料金:施設参照

※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。

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