古伊万里展 いろゑうるはし
上映・公演は終了しました。

作品名
色絵 牡丹文 瓶 伊万里
時代
江戸時代 17世紀中葉
大きさ
高さ:47.0
口径:8.1
色絵磁器とは、1350℃前後で本焼きをした白磁胎の上に様々な顔料で文様を描き、900℃ほどの低火度で焼き付けたやきもののことを指します。赤、黄、緑、青、紫。うつわを鮮やかに彩る色絵は、伊万里焼においては1640年代に現在の佐賀県・有田で生み出されました。柿右衛門家伝来の文書『覚』によると、初代柿右衛門が、正保四年(1647)の少し前に中国人から技術を伝授され、試行錯誤した結果、開発に成功したと書かれています。伊万里焼が焼かれ始めたのは1610年代とされているので、ほんの30年余りで色絵の技術が生まれたことになります。しかし、一言で「色絵」といってもその様式は幅広く、複雑で華麗な変遷を遂げます。濃厚な色彩で躍動感ある古九谷様式に始まり、余白を巧みに用いた柿右衛門様式、ふんだんに施された金彩が元禄時代のにぎわいを感じさせる金襴手様式。古伊万里はその目的や用途、また流行に応じて多様に変化し、華々しい展開を繰り広げます。
今展示ではこの古伊万里・色絵磁器に的を絞り、厳選した約100点を出展いたします。古伊万里色絵磁器の見目麗しい色彩美の変遷をご堪能いただきたく思います。
● 色絵磁器の醍醐味を当館所蔵の選りすぐりの名品で辿ります。
当館のコレクションの主軸をなす古伊万里。その中でも豊富に揃った色絵磁器の名品より、今展示では古九谷・柿右衛門・金襴手をご紹介します。江戸時代を通じて流れる色絵磁器の絢爛な変遷をご堪能ください。また、古九谷から柿右衛門、柿右衛門から金襴手への移行期にあたる作品群にも注目します。独特の作風を持つ移行期の作品は、将軍家への献上品であった鍋島焼との共通性も見出されます。当館所蔵の鍋島焼との比較展示によって、その類似点をご覧いただきます。
● 人々を魅了する色絵磁器、そのうるわしさの所以とは?
隙間無く塗りつぶした濃厚な緑が壮麗な古九谷・青手。柿右衛門の濁し手に映える明るい赤は瀟洒な印象。また金襴手では黄緑や橙が加わり、ふんだんな金彩を伴って一層晴れやかな世界をつくり出しています。また、同じ色でも時代ごとに色調が異なっていたり、同時代でも目的が異なるうつわには色合いの違いが見てとれます。いわば色彩の特徴が、作品の魅力を際立たせる一つの要素であるといえるでしょう。今回はさまざまなタイプのうつわを対比させることによって、それぞれの色彩の特徴をわかりやすく展示し、江戸時代から現代まで人々の心を惹きつける色絵磁器のうるわしさに迫ります。
画廊・ギャラリー
料金:一般1,000円/高大生700円/小中生400円(団体割引は20名様以上で200円引き)
※アートサークル(年会員)随時受付中 5,000円/お申し込み当日より有効です。
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。







