船、山にのぼる
上映・公演は終了しました。

2007年/88分/配給=戸山創作所
森が引越します――
建築家と美術家と写真家からなるユニット・PHスタジオ。彼らと、ダムに沈む村に住んでいた人たちが紡ぎだす「船をつくる話」。たくさんの木が、船になって森に帰っていく。
山の谷間で船をつくる。緑のなかに船がある。
森と緑にあふれた場所がダムに沈むことになりました。ダムの建設で20万本の木々が消えることになります。それを聞いた建築家と美術家と写真家からなるユニット・PHスタジオは“森の引っ越し”をテーマとしたプロジェクトを思いつきます。
伐採される木で60メートル大の船をつくり、山のてっぺんに移動させる壮大な計画。それが12年にわたる大仕事の始まりでした。
ひとの想いもゆっくり引っ越して、村の真ん中の大きな木も大移動村を流れる川のほとりに500年前からある大きな木。村の人たちが「えみき」というムクの木が村を見下ろしています。森も木も人々の想いもゆっくり動きはじめたとき、えみきの引っ越しがはじまりました。村は上へ下への大騒ぎ。でも、みんな、昔のお祭りを思い出して楽しんでいるようです。えみきの引っ越しは無事に済むのでしょうか?! そして船は、ほんとうに山をのぼることができるんでしょうか?
たくさんの木が、船になって森に帰るまでの話
広島県北東部の山々に囲まれた旧三良坂・吉舎・総領の3町にまたがる灰塚地域。ここにダム建設の話しが持ちあがったのが40数年前。長い建設反対運動を経て美しいダム湖を残すためにダムエリアの再建が始まりました。それが「灰塚アースワークプロジェクト」です。そのひとつがPHスタジオの「船をつくる話」。ダムに沈む村の谷間に船をつくり、ダムにたまった水で船を動かす−−。映画はこのアートプロジェクトを静かに見守ります。
前作『ニュータウン物語』で自分が育ったコミュニティを描いた本田孝義監督は、本作でひとつのコミュニティの中のアートプロジェクトを見つめます。
邦画
監督:本田孝義 出演:PHスタジオ
料金:一般1,700円/大学・専門学校生1,400円/会員・シニア1,200円/高校生800円/中学生以下500円
※表示されている料金は全て税込みです。
※やむを得ない都合により、開催スケジュール及び内容が変更になる事があります。詳細は各主催者へお問い合わせ下さい。







