スリザー
上映・公演は終了しました。

2006年/アメリカ/95分/配給:東宝東和
本作は、『ドーン・オブ・ザ・デッド』で《感染》をテーマに究極のパニックホラーを描き、脚本家として高い評価を得たジェイムズ・ガンによる待望の監督作品。今回は完全オリジナル脚本のもと、自らメガホンをとり、謎の宇宙生命体が地球上の全生物にパラサイト攻撃を仕掛けるという前代未聞の地球侵略を描いている。スタッフチームには『エルム街の悪夢』『スピーシーズ』シリーズなどを手掛けた強力なメンバーが加わり、近年類を見ないSFホラーとしての仕上がりに、全米マスコミをはじめ、世界のファンから絶賛されている。
■少年の頃から、ホラー中毒!
脚本家だったジェイムズ・ガンは、何が一番観客を怖がらせるかを、常に徹底的に探っている。子供の頃、スリリングな出来事に歓びと興奮を覚え、80年代にティーンエイジャーとなったガンは、その時代の徹底的にダークなホラー映画に深く影響を受け、特にデビッド・クローネンバーグやジョン・カーペンターの作品に魅了された。「『遊星からの物体X』の時代から比べると、SFXの技術は格段に進歩している。スリザーでは、新しいものを見せつつ、昔人々を恐がらせたクリーチャーたちの復活を遂げさせたかった」ガンは、自身のビジョンを実現するため、特殊効果の世界では一番のトッド・マスターズに依頼。マスターズは快諾し、その理由を次のように語っている。「エフェクトの業界にいると、台詞など飛ばしてついそれだけを見てしまう。でもこの作品は読んでいて面白かった。ジェイムズからの“映画の中のクリーチャーが本当にセットで出演者達と絡んで、大破壊を起こしているようにしたい”という提案にふたつ返事でOKしたんだ」
エピソード1…スリザー他クリーチャー製作に使用された材料は、サーマ・ジェルという“大人のおもちゃ”用に開発された最強のゴムジェル。
エピソード2…本作の製作にあたり、アメリカ国内のシリコンを使い果たしてしまった。追加生産には一ヶ月も要した。
■ホラー映画には、キャラクター設定が不可欠!
ガンは語る。「宇宙からの脅威に襲撃されるという、現実には起こらないストーリーでも、登場人物たちの日常生活の延長線上に起こる物語でなければならないと思った。」ガンは登場人物たちと観客が少しずつ繋がっていくようなプロットとキャラクター設定に精を出した。その結果、脚本を読んだ誰もが、その破壊的な恐怖と残酷な描写に反応した。「全てはキャラクター、つまり“彼らは誰か?”ということから始まる。これは特にホラー映画では必要なことなんだ。危険人物がさほど気にもならない登場人物をやっつけて食べたとしても、ただのゲームでしかない。登場人物のことを好きになれば、一緒に貴重な体験を味わえる。登場人物がただ死ぬだけじゃなく、彼らに背景と物語を与えなければいけないんだ」
■コンサバ美女vs.クリーチャー
正統派美人のバンクスは、堅実で保守的な役柄を演じることが多かった。しかし、今回は違う。ヒロイン像をパターン化しないバンクスは語る。「ヒロインと彼女を襲うクリーチャーの関係が『美女と野獣』や、少しだけ『キング・コング』のフェイ・レイのように思えたの。最悪のクリーチャーに包み込まれた時、フェイ・レイがコングの大きな手の中にいる姿を思い出したわ。」しかし、ストーリーが進むにつれて全ては崩壊する。「スターラは戦うことを忘れていた・・・ でも本来の自分を取り戻したの。」命の危険にさらされた彼女は、クリーチャーと戦うのだ。銃をぶっ放し、杭を突きまくり、爆破も厭わない。血と液にまみれ、擦り切れたスリップで徹底的に戦いまくるのだ。
■俳優を追い込んだリアルな恐怖
撮影現場では、キャストもクルーも自然に暗黒の恐怖に包まれていった。ギットリとした光沢を放つ不気味なまでにリアルなスリザー、何リットルもの血、犠牲になった生命たちの残骸…。メイン・キャストを受け持つ俳優たちは、常にゾッとさせられていた。スリザーに追われていないときは、脳を支配されてしまった人間たちから逃げまわり、彼らは常に恐怖と戦うシーンを演じていた。そのうちに、現実世界と『スリザー』の領域が麻痺する状態に陥ってしまったのだ。ネイサン・フィリオンは言う。「大草原の中の木に囲まれた小さな丘に座っていた。突然、何かが丘を這いずり上がって来るのが見えた。それは36体のもはや人間でないモノたちだった。それが一番うなされた悪夢だったよ!」
洋画
監督:ジェームズ・ガン 出演:ネイサン・フィリオン、エリザベス・バンクス、マイケル・ルーカー、グレッグ・ヘンリー
料金:施設参照
※表示されている料金は全て税込みです。
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